不妊治療の病院でつくられる新たな不妊体質病

修業時代を入れると不妊治療もかれこれ15年ほどになります。

いつのまにか、エライ年月が経っています。

修行させてもらっていた漢方のお店は、不妊治療など、かなり本格的な治療をしていたところで僕が初めた店も当初から、かなり本格的な漢方治療の店として始めたので、昔から結構ヘビーな不妊治療をしてきています。

漢方相談の現場では「漢方では不妊症は治療ではないですよ」

「漢方では体質を整えて妊娠する力を引き出すのです」

なんて言ってますが、うちには「体外受精などで何百万円、使ったが一度もうまくいっていない」なんて人も相談に来られます。

そんな方の場合は「不妊症は治療ではないですよ」と言ってられません。

こんな方の場合は治療です。

なんの病気の治療かというと「不妊症」ではありません。

病院の治療でつくられた2次性の病院性不妊体質病の治療です。

(こんな言葉はないですが)

ステロイド剤の長期間の連用による皮膚科の医者の治療が原因の2次性のステロイド性皮膚炎みたいなものですね。

こんな話しすると「病院では副作用なんて滅多にないって言われました」って意見があるかと思いますが先に断っておくと、この考えは自然治療を主体とする漢方家である僕の勝手な考えです。

医者は「副作用はまれとか、滅多にない」と言いますが、まずここで1つツッコミたいのは「副作用は絶対にない!」ではないのですね。

副作用は「あることはある」のです。

それは逆に「まれ」とか「滅多」という言葉からわかります。

そして、本来の問題はここから。

「どんな体質の人だったらホルモン剤が副作用になるのか」が、おそらく医者自身がわかっていない。

では「副作用が起こるかどうか」どうかはどうやったらわかるのか?

答えは簡単!

なったらです。

あなたが副作用起こしたら。

要するに手遅れなアウトな状態(すでに副作用を起こす)になればわかる

「え〜40℃の熱が出た?それ副作用じゃない?」

要するに未然には防げません。

なぜなら、西洋医学は体質をみないから。

「この体質の人には、この注射はダメ」なんてわからないのです。

判断できるとしたら、医者ではなく、その人自身の自己申告ですね。

「過去にその注射で高熱が出て死にかけました」みたいな。

何せ「不妊症」という抽象的であやふやな状態に対してみんな同じお薬を処方しますから。

単純にの問題ですね。

誰かがジョーカーをひく

そしてこれはホルモン剤に対して一過性、一時的にあるかもしれない副作用ですね。

僕的にはもう一つ副作用があると考えています。

それは、ホルモン剤を長い間飲む事によって「体質が悪い方向に変わってしまう副作用」

この話しすると西洋医学系の人って「製薬会社でそんな副作用は言われていない!」なんて頭カッチカッチで製薬会社LOVEみたいな意見を言う人がいますが、僕が言ってるのはそういう次元の話しではありません。

製薬会社が決めようが決めまいが、砂糖だって毎日摂りすぎたら糖尿病というリッパで致死性の高い治らない病気になるのです。

揚げ物を毎日、食べ続けたらコレステロール値が上がったり肥満になって身体全体の機能がおかしくなったりするのです。

お酒なんて言うまでもないですね。

「薬でない、ただの食べ物」だってこんな病気になっちゃいます。

それが、100%自然のものでない化学化合物ですよ。

ご飯や砂糖なんかと比べたら作用も強烈ですよね。

それが長期間、飲み続けて身体に何も影響ないわけないじゃないですか。

普通の何も問題ない人が「ホルモン剤、常用してますかっ?」って話しです。

そして不妊症って普通の人と明確な差がないのですよ。

西洋医学的に。

本当に長い間、飲んでても大丈夫だと思ってるのなら、特に病気も症状もないお医者さん自身にいろんな薬を食事みたいに年単位で飲み続けてもらいたいですね。

平気だと本当に思っているなら。

ホルモン剤は人間が本来、持ってるホルモンリズムを無理やり変えるものだから「不眠がないのに睡眠薬をしょっちゅう年単位で飲み続ける」というのがいいかもしれない。

人間の身体はその人独自のリズムがあります。

大半の不妊症で悩んでいる人は病気ではありません。

ちょっとした冷えや血の巡りの悪さなど、バランスが崩れて、それが基礎体温の乱れなんかになってたりするのです。

ほんのちょっとの乱れを強烈なホルモン作用無理矢理変えるって効果が大袈裟でやりすぎ!なんです。

僕たちも自然に暮らす動物と考えてみると、おかしくないですか?

化学合成物で思いっきり!ねじ曲げてます。

もちろん、薬が必要な方だっていると思います。

問題は薬が良いとか悪いじゃなくて、「どんな体質だったら本当に必要で、どんな体質だったら実は必要じゃないのか?」「どれくらい飲んでもいいのか?」そこんところをもっと研究しなくちゃいけないのじゃないかなと思います。

あっ!でも漢方はすでに体質別に考えて薬を処方するものですね。

つまり、漢方薬は体質によって、それらのことがバッチリ!考えられています。

医者はその漢方すらも東洋医学的問診をとらず体質を判断しないで西洋医学と同じような誤った方法で処方しているので、結局、病院は何をやらせても歪な人工治療でしかないのですね。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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