不妊治療の病院を変えたい場合はどうすればいい?

この病院、大丈夫かな?

不妊治療をしていると、先生の態度や自分の体調の変化を見ていて「この病院変えたほうがいいかな?」なんて考えることありませんか?

「今、通っている不妊治療の病院を変えたいのですが、どうすればいいですか?」

○次の病院でスムーズに治療を続けるために、今通っている先生にどう言えばいいのか?
○気を悪くされないように紹介状を書いてもらうようにするには、どうすればいいのか?

このあたりで悩んでいるのではないかと思います。

結論から言うとこの2点は気にする必要はありません。
というか、勝手にやめて、次のとこに行けばOK!

今の治療が次のところで引き継がれることはないと思います。
また、紹介状は書いてもらったって何の意味もないような・・・病院が金儲けできるだけ。ひょっとしたら、違うかもしれませんが、

自分の経験をお話しますね。

昔、指を骨折して夜だったので、救急病院に行きました。
そこで「一応、応急処置しておきます」ということで、アルミの添え木をしてもらいました。

その後、先生から、「ここは救急で忙しいから近くで通える病院に変えたほうがいいですよ。紹介状、書きますので」って言われ、なぜか僕自身が利き腕の小指を骨折しているにも関わらず紹介状の住所やら名前を書かされました。

そして、近くの整形病院へ紹介状を持って、行きましたが、しかし、初めから説明させられ、救急病院でレントゲンを撮ったにも関わらず、またレントゲン。
そして救急病院と同じ添え木。

要するに紹介状はただ紙切れを渡しただけで、初めて、その整形外科に行ったのと同じ状態。

僕はてっきり紹介状があるので、治療の続きから始まるのだと思ってましたが、ただ単に2カ所の整形病院へ行って、全く同じ治療をしただけでした。

ちなみに紹介状は余計なお金がかかります。

もう一つの例はうちの嫁さんの話ですが、うちの嫁さんは昔、堺市の某不妊治療のクリニックで働いていました。

そこで、よく紹介状に触れる機会がたくさんありましたが、ただ、患者さんの名前と住所、行き先の病院の名前のある書類だけで、そこに今までこんな治療をしてこんな風な結果になったなどといった内容は一切なかったとのこと。

その紙切れを患者さんに渡して終わり。

要するに紹介状って病院通しが患者さんを融通し合う、ただのお金のかかる紙切れなんだと思いました。

それに西洋医学の性質的にもよほどの特殊な手術や病気でない限り、大体、どこも同じような治療をします。

どこも同じ治療なので、特殊でない限り、別に前の病院の治療が役立つ訳ではないのです。

不妊治療は、体外受精までいくと、その病院ごとの知識や技術が変わってくると思いますが(と言っても、なんばIVFに代表される高額な特殊なところ何カ所かと、その他大勢くらいしか違いがないと思いますが)それ以外の治療はほぼ、どこの病院に行っても内容は同じです。

【全国がほぼ共通していると思われる不妊治療】

① 初めはタイミング指導。(最近は若いカップルでもここは飛ばす)
② 排卵誘発剤(クロミッド、セキソビット、クロミフェン)の投与。
③ 高温期に上がらないとHCGの注射。
④ 高温期が短いとルトラール、プラノバールの投与。
⑤ 月経が一定せずに基礎体温の2層性があまりに悪いとソフィアなどの混合ピルの投与。
○ 抗プロラクチンがあればカバサールなどの投与。

以上、たったこれだけ。

後は、より薬を使いまくるか、薬を休みながら使うか、くらいの違いで治療内容は全国、どこに行っても変わりません。

となると紹介状を書いてもらっても、書いてもらわなくても治療は一緒なんですね。
結局、その病院の手順のステップ①からです。

そんな意味のあるのか、ないのかわからない紹介状はお金がかかります。
だから僕は紹介状なんて書いてもらわなくても、そのまま次のところに行けばいいよって話してます。

ただ、次のことで前に通っていた病院の検査の結果や投薬履歴を持っていって話せばいいと思います。
紹介状があろうが、なかろうが、どうせ説明しないといけませんから。
(もしくは前の治療は完全無視される)

後、場合によって、元の病院に戻るかもしれないという事情があれば、「主人と話し合って一時、身体を休めることにしました」と言えばいいです。

そして、他の病院がダメだったら、その後、戻って「やっぱ、再開します」って言えばいいですよ。

まとめ

違う病院に行ってみたいと思ったら・・・

現在の先生に「違う病院に行きたい」と話すことないし、紹介状も書いてもらう必要はないと思います。
どうせ、次の病院では最初から、その病院の手順でするのですから。
自分でちょっとまとめて、今までの経緯を説明したほうが確実です。

●不妊症、二人目不妊症など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。

【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

FaceBook:まごころ漢方薬店

Twitter:henjaku