それって、本当に漢方薬ですか?

うちに相談に来られた方に「漢方薬を飲んだことがあるか」「漢方の治療をしたことがあるか」をお聞きします。

結構、漢方治療の経験をしている人が多いのですが、詳しく話しを聞いていくと「えっ・・・ちょっと待って・・・」って感じになることがよくあります。

ご本人は「漢方治療をしたことがある!」と言っておられるのですが、
話を聞いていると、とても漢方の治療とはよべないレベル。

漢方って情報が少なすぎて、世間ではメッチャ誤解されています。

なんだったら、漢方薬を処方している当の医師や薬剤師が、一番誤解していたりします。

一般の方が思っている最も大きな誤解は、

「漢方薬を処方している先生は漢方を知っている」

ところが、これは大間違い!

漢方内科や不妊治療のクリニックでも漢方薬を処方してくれます。

当然、漢方薬を処方してるんだから、漢方をしっているのは当然だと思ってしまいますが、ほとんどの病院や薬局は漢方のことを医学理論としてはわかっていません。

さっきから「漢方」とか「漢方薬」とか似たような言葉を使っていますが、「漢方」は漢方薬で治療するための医学理論のことです。
そして「漢方薬」はそのまんま、漢方医学で使用するお薬のことです。

漢方薬は「漢方の医学理論」から体質を考えて選びます。

厚生労働省の原則では「「証」(体質を構成する要素)に基づいて診断する」みたいなことが書かれています。

ところが、漢方は正式に学ぶ場所も機会もないので、
いつのまにやら、マニュアルで簡易的に選ぶ方法が当たり前になってしまったのですね。

かといって、学校をつくったところで無駄だと思いますが。

だって漢方ってプロスポーツ選手の技術や伝統工芸の職人さんの技術的な感じがあるので、公式の学校ができたって、ほとんどの人は、卒業しても、プロとしては通用しないでしょうね。

ちゃんと調べたことはないですが、15年間、薬業界に携わってきた経験や肌感覚からすると、病院、薬局合わせて全体の2割もちゃんと漢方(医学理論)を知らないんじゃないかと思います。

ただ、最近は、ちょっと変わってきて、患者さんが病院で漢方薬の事を聞いたら、

「当院で漢方薬は処方(販売)は、できますが、詳しくはないので、どこか専門の先生のところで相談されたほうがいいかもしれません」
って言うところもあります。

そう言われたので、先生のところに来ました。

みたいな人が増えてきました。

漢方薬って病院のホルモン剤やお薬と違って効果が決まっていません。

「体質」が違うと同じ種類の漢方薬でも効果が変わってしまいます。

だから、漢方薬は「漢方(東洋医学理論)」をちゃんと理解しているか、どうか、が「漢方薬の効果」にモロに関わってくるのです。

だって、同じ種類の漢方薬が体質によって効果が変わるんだから。

「なぜ効果が変わるのか?」

東洋医学を理論的に理解していないとわからないし、漢方薬をちゃんと使えないでしょ。

なので、漢方は漢方薬が処方(販売)できる病院かどうかよりも

「本当に漢方を東洋医学理論的に理解し治療しているか」が重要です。

マニュアル治療も大概、邪道ですが、もっとひどいのがあります。

それは、生薬が適当に組合わさったものを「漢方薬」ってよんでいるもの。

漢方薬も生薬が何種類か組み合わさっているので生薬が合わさってるなら漢方薬じゃないの?

って考えてしまいそうですが、そうではないです。

漢方でも中医学では、オリジナルで生薬をあわせて処方をつくることもあるのですが、それでも、ある程度、原型の漢方薬を改造しながらです。

でも、そういった生薬を組み合わせて出しているところの大半は、みんなに同じ、漢方薬まがいのサプリメントを出しているのです。

実際に同じ病院に通っている人が、みんな同じものを飲んでいたところもありました。

ちなみにそこは、ちゃんとした病院で東洋医学も専門でできますと宣伝しているところです。

今さら、言うまでもないですが、漢方薬はその人、個人の体質に合わせるのであって、病名に対して合わせません。

だから不妊症だから同じ漢方薬になるとは限らないのです。

マニュアルとは違う漢方の本には漢方薬を選ぶためのいろいろな理論が書かれています。

こんな症状とこんな症状が組み合わさると、こんな証となり、この証と、この証が組み合わさって、この漢方薬になる。

証(体質を構成する要素)がわかると体質がわかります。

その漢方薬が体質と合っていれば、こんな風な効果が表れて、合っていないと、こんな症状が出てきて、と細かい設定がいろいろとわかるのですね。

「漢方理論」は「漢方薬」で治療するにあたっての使用説明書です。

だから東洋医学的な問診をとらずに漢方薬を処方したり、その病院やお店に通っている人から誰にでも同じ物を出しているのは、「漢方」ではなく、漢方薬を売ってるだけ。

わけもわからず漢方薬を販売しているだけ。

それは治療ではないのです。

今、飲まれている漢方薬は、

「ただ単に処方(販売)しもらったものか?」

「治療しているものか?」

確認されたほうがいいかもしれません。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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健康じゃなくても妊娠はできるが出産はできない

うちには、結構、難しい不妊症の人が多いです。

難しいという言い方が適切かどうかわからないですが、わかりやすく言うと「関西で一番有名な不妊治療クリニックの体外受精を数回トライしても、陽性反応が出たことがない人」とか「ホルモン剤で月経周期がおかしくなって、ずっと不正出血が続くようになった人」など。

 

ほとんどの人が病院での不妊治療を経験済みか、ないし現在、併用しているという状態の人をたくさんみてきました。

 

そういった経験の中で、少し不思議な事があります。

 

この前の患者さんでもあったのですが、もともと不正出血がなかった患者さんが、ホルモン剤を飲んでAIH(人工授精)をやってみると不正出血が続くようになりました。

 

ホルモン剤でおかしくなっていくのは、何人もみているので、それほど不思議なことではなかったのですが、何が驚いたって、不正出血がいきなり2周期連続で続き、現在の周期の基礎体温の形もよくないのに、そんなのおかまいなしに前回、前々回と続けてAIHをやっている医者の感覚にです。

 

「えっ、常識的に不正出血がなくなることを確認してからAIHをするのじゃないの?」

 

だって、不正出血ですよ。まず、身体を治さなくちゃ!

 

「過去にもチョコチョコありました」って人ならいざ知らず。

 

ホルモン剤とAIH(人工授精)を行う以前は、一切、不正出血がなかった人です。

 

例え、技術的にAIH(人工授精)で受胎しても「不正出血している子宮に着床するの?」ってすごく不思議に思いました。

 

うちなら、こんな考え方の治療はあり得ない。

 

月経リズムは、精子と卵子の受胎に関わっています。

 

また、月経リズムは受胎した後の受精卵の成長に深く関わってくるものです。

 

不正出血などの不調は子宮や月経リズムの不調なので、当然、受胎した後の受精卵の成長がうまくいくはずがありません。

 

「なぜ、不正出血にも関わらずAIH(人工授精)で受胎させようとするのか?」

 

「あっ」と思い当たることがありました。

 

これは、あくまで僕個人の考えですが、病院のシステムと西洋医学の考え方が原因なのではないかと・・・。

 

現在、不妊治療の病院と産婦人科は別の機関です。

 

西洋医学は「身体をバラバラに細かく分類して、治療する考え」があります。

 

皮膚科、眼科、泌尿器科なども、同じような考えで、体をパーツごとにバラバラに診ていく感じですね。

 

この身体の診る部分を分ける考え方と体制が今回のようなヘンテコな治療を生んでいるのではないかと思いました。

 

不妊治療専門の病院のゴールは「妊娠反応が陽性」になること。

 

「出産」ではなく、妊娠反応が陽性になること。重要なので2回、言いました。

 

そして、産婦人科は「妊娠した人が出産するところ」

 

うちでは例え病院との併用であっても自然妊娠を目指す身体づくりをしますので、まごころ漢方の不妊治療のゴールは「妊娠そして出産」です。

 

陽性が出たらOKではないのです。

 

でも、不妊専門の病院のゴールは陽性反応。

 

もちろん、建前では「元気な赤ちゃんが出産できるように」と言ってますが、実際は治療後に元気に出産できる体調を見越した治療は一切していません。

 

病院は手足の冷えや月経痛なんて、何も気にしてないですよね。

 

だから、不正出血があってもAIH(人工授精)ができるのだと思います。

 

子宮、月経リズム、体調の状態が万全であろうがなかろうが、受胎するか?陽性反応に行き着けるか?なのです。

 

病院では妊娠率をよく提示していますが、西洋医学の妊娠率はMAXで30%

 

そして、この確率は「妊娠率」です。「出産率」ではないのです。

 

だから、妊娠はしたけれども6週目まで、育たなかったなんて人は、妊娠率の30%の中に相当いると思われます。

 

「流産率」が隠れているのです。

 

多分、それで、不正出血してたり、手足が冷えてたり、PMSがあったり、月経リズムが一定しない人でも、AIH(人工授精)したりIVF(体外受精)をしたりするんだろうなと思いました。

 

不妊治療で重要なのは、妊娠陽性反応ではありません。

 

むしろ妊娠は前半だけの問題です。

 

本当の問題は、妊娠してからの「10ヶ月」

 

月経状態の悪い人の子宮でも受精卵は元気に育っていくのでしょうか?

 

そんな都合いいわけありません。

 

病院がしているのは「妊娠陽性反応」をどうするかだけ。

 

体調は、ほぼ無視です。

 

体調がよくないなと感じているのにAIH(人工授精)やIVF(体外受精)に何度も挑戦している人。

 

今一度、自分の体調で妊娠した後に受精卵を順調に育てることができる身体なのかどうかを見直してみてください。

 

不妊治療の病院は妊娠反応が陽性後の状態は知ったこっちゃないですからね。

 

悪意があるわけではなく、そういう治療なんです。

 

それに絶対に誤解してはいけないのは「妊娠できたから健康だ」ということはないですよ。特にホルモン剤を使っていれば。

 

流産するような不健康な体でも、妊娠は運要素もあるので、可能なのです。

 

残念ながら、妊娠とその後の出産までの10ヶ月を乗り切る体調は別物です。

 

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病院の不妊治療の利点と欠点

前回に引き続き、病院の不妊治療との併用を考えてみたいと思います。

この前は、病院の不妊治療と漢方の治療の2つをすれば、「単純に2倍に確率が上がるというんじゃないよっ」ということを書きました。

今回は、病院の不妊治療では、何が利点で、何が欠点なのかを解明してみましょう。

その前に2つの治療の違いをみてみましょう。

西洋医学ではホルモン剤での治療の他に、AIH(人工授精)IVF(体外受精)があります。

AIH(人工授精)、IVF(体外受精)は漢方にはない特別な技術です。

必要であれば、その技術を併用してみるのは、良いと思います。

漢方治療との併用で問題になるかもしれないのは、技術ではない部分

それは、ホルモン治療

それとAIH(人工授精)、IVF(体外受精)で使用するホルモン剤と、IVF(体外受精)の採卵や移植のスケジュールです。

要するに外側の技術ではなく、身体の中のことや月経周期と関わる部分ですね。

ここは、漢方の治療と深く関わってきます。

漢方の治療では、妊娠する効果がある漢方薬があるわけでもないし、不妊症を治す漢方薬というようなファンタジーなものがあるわけでもありません。

漢方薬は、冷えや血や水の巡りの不調、気の不調を整えて、元々もっている、その人の正常な月経リズムを取り戻し、さらに全身を整えることによって、若返り、強くて元気な卵子や子宮内膜などになるように手伝うのですね。

体質をちゃんと判断してから選んだ漢方薬を飲んでいると、長い人でも4ヶ月もあれば、むちゃくちゃだった基礎体温や不正出血なども整ってきます。

これって、実は病院のホルモン治療もざっとした目的は同じなのです。

病院のホルモン治療も基礎体温を整えて、排卵を促し高温期が続くようにすることなのです。

なんか、漠然と「不妊の原因を治す」わけではないのですね。

漢方と病院のホルモン治療は、実は目的は一緒です。

ただ、おーーーきな違いがあります。

病院のホルモン治療は月経リズムなどを無理矢理、変えようとすることで、漢方は元々の体質を整えながら治していこうとすること。

病院のホルモン剤は、外部から無理矢理、卵巣を大きくさせ、HCGなんか強制的に体温を押し上げます。

「どんな体質の人なら合うか?」「どんな体質の人は合わないか?」そんなのは関係ないです。

最低限の副作用だけわかってればいいじゃん。みたいな。

ゴールに連れていくのに髪の毛ひっつかんで、ひっぱり回す感じですね。

実際、そんな感じの基礎体温になってる人もいます。

漢方は、その人を補助しながらゴールに一緒にいくといった感じ。

無理矢理でなく「こっちの方がいいじゃないかな」「こう行ってみたら」って感じで、その人の体質にあわせて、アドバイスの仕方も変えます。

そして、病院の治療はホルモン系の操作のみなので、冷えやらストレス、なんかの難儀な症状は、ほったらかし!となり、そこは不妊治療の範疇に入りません。

月経や基礎体温が整っても、それは外部から無理矢理、変えているだけの「まやかし」で、いろんな症状は何も変わりません。

それどころか、余計な症状が増えたりすることもあります。

漢方は、元々の体調が整うことによって健康な月経や基礎体温を取り戻すのです。

それぞれの治療は目的はよく似ていても、内容は全然違うのです。

だから、病院の不妊治療と漢方の治療を同時に行うと、いろいろな影響があります。

漢方はその人、本来の自然な月経周期や基礎体温を目指します。

病院はどんな状態の人だろうと同じ治療をして、クロミッド飲んで、HCG打って、ルトラール飲んで、人工的なウソの月経周期や基礎体温を目指すのです。

ここが2つの治療の併用の欠点になります。

漢方薬で自分自身の自然な周期が戻ってきても、HCGの注射をドン!って打って、次の日に無理やり一気に高温期にいっても、その瞬間、自分の体のリズムは全否定され、体の状態による高温期への上昇なのか?薬の影響なのか?は、わけがわからなくなります。

漢方は、初めに選んだ漢方薬を何ヶ月か飲んでたら、いつか妊娠するような都合のいいものではなく、常に体調に合わせて漢方薬を変更していきます。

だから、ホルモン剤の変化なのか自然な変化なのかが分からないと、次の方法が考えられないのです。

僕は、病院治療との併用でもホルモン剤の影響を考えながら調整しますが、途中で人工的な変化が入ってくるのは自然治療を目指すのであれば、それなりに影響はあります。

じゃあ、ホルモン剤は飲まないほうがいいのか?

それは僕にはわかりません。
西洋医学では、「どんな体質の人ならホルモン剤が合って、どんな体質の人ならホルモン剤が合わないのか?」といった理論やデータが一切ありません

あるのはシャレにならない副作用は、知ってるというだけ。

だから、いいのか、悪いのかが判断できません。
実際にホルモン剤だけでも妊娠する人もいますので、うちでは、併用の方がいいとか悪いとかは、その人の考え方におまかせしているのですね。

どちらで合っても、うちで漢方治療はします。

この記事で病院の不妊治療と比較している「漢方」はあくまで「体質を判断すること」ができて、「体調に合わせて漢方薬を変更すること」ができて、「基礎体温と体質の変化を連動してみること」ができる「漢方」の事をいってます。

医者は、体質を分析もせずに当帰芍薬散や温経湯を処方していますが、あれは、治療としての漢方ではなく、漢方薬をテキトーに販売しているだけですので、この記事の漢方とは関係がありません。

また不妊症だったら誰にでも同じ漢方薬(婦宝当帰膠など)とサプリメント(タンポポ茶など)を出している薬局なども、ただのサプリ販売なので、この記事の「漢方」とは違います。

IVF(体外受精)の採卵や移植のスケジュールの問題は、他にもある病院治療の問題とともに説明したいと思います。

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漢方薬と病院の不妊治療を併用すると妊娠確率が上がるか?

不妊症の相談で、うちにはじめて来られた時は、すでに病院の治療をしているケースが多いです。

病院の治療を続けていたが、どうも、うまくいっていない感じ。

それでネットでいろいろと調べて見たら、うちのブログにいき当たった。

というパターンが多いようですね。

漢方での治療を始める時に気になるのが、「病院の治療も併用したほうがいいのか、どうか?」

うちでは、併用したほうがいいとか、しないほうがいいということは特に言ってません。

なぜなら、併用した方が妊娠率が高くなるわけでもなく、ケースバイケースだから。

患者さんの考え方に、おまかせしています。

ただし、何もわからない状態で、ただ単に良いとか、悪いとかは判断できないと思うので、自分で正しく判断するためのアドバイスはさせてもらっています。

この記事もそのための内容ですね。

病院の不妊治療との併用でよく誤解されているのは、併用したほうが妊娠の【確率】が上がるのじゃないかと考えてしまう事。

2つの治療を並行して行えば、妊娠の確率も2倍になるような気がしますね。

残念ながらそんなことはありません。

実は西洋医学と東洋医学(漢方)は医学の性質が全く違うので、却って邪魔になることが結構あります。

じゃあ、次に妊娠の確率を考えてみましょう。

実は西洋医学と東洋医学(漢方)では、確率の考え方が違ってきます。

西洋医学は同じ病院に通っている患者さんの3割の人が妊娠するように治療します。

東洋医学(漢方)は、一人の患者さんが妊娠するかしないか0%か100%です。

どういう事かというと、西洋医学は、例えば100人の人に同じような治療をすれば、30人の人が妊娠する治療をします。

一人一人は実際は年齢、体質、状況などいろいろと違うかもしれないですが、個人差は一切排除して、みんなに同じ治療をすれば、誰かは妊娠するというパターンです。

だから、治療の方法は体質などによって変わることはありません。

ホルモン治療、AIH(人工授精)、IVF(体外受精)

それぞれのステージでどの人にも同じような治療をします。

使うお薬も排卵誘発のクロミッド、注射のHCG、黄体系のルトラールなど、どこの病院に行っても、ほぼ方法は変わりません。

全国共通!

20代の女性も40代の女性も全員共通の治療です。

ホルモン剤の「名前」が変わることがありますが、それは、製薬メーカーさんが変わってたり、つくられた世代が違うもので内容成分的には一緒です。

IVF(体外受精)は病院によって、微妙に投薬する薬の種類や技術が変わりますが、同じ病院に通っている人は、ほぼ、皆同じやり方で、同じ病院内で、体質によって治療方法を変えることはありません。

よく不妊治療の病院を変える人がいますが、よほど、スタイルの違った不妊治療の病院に変えない限り、どこの病院に行ってもやっていることは同じです。

病院での妊娠の確率は、簡単にいうと、その病院に通っている100人の中の30人に自分が入る事ができるかどうかの確率です。

自分を治してもらうのではなく、自分が妊娠するパータンに入れるかどうかですね。

自分自身の妊娠率ではありません。

病院全員の中の30%です。

ある程度、決まった治療方法の中であなたが30%の中に入れれば妊娠するし、入らなければ残りの失敗する70%の中に入るだけです。

西洋医学(不妊症に限らない)では、皆に同じ治療を施してその結果、治ったのは全体の何%だったかというような確率の考え方をするので、失敗したからといって、その人だけに合わせた治療があるわけではありません。

その人に合わせて変えるにしても元々、使える薬の幅が少ない上に、使える薬は決まっていますので、変えてみるにしても「注射を打ちまくる」「きつい薬をたくさん使いまくる」程度です。

どちらにしても、体質をみて、失敗原因を考えるということはしません。

漢方は、一人一人の体質は違うと考えるので、極端に言えば、一人一人違う治療になります。

昔、うちが店をやり始めた頃は、思ったよりも妊娠する方が多かったので、妊娠率を出して宣伝しよう!みたいに考えましたが、やめました。

なぜなら統計学をちょっと知ってる人ならわかると思いますが、治療の確率を正しく出そうと思ったら、みんなに同じような治療をしないといけいないのです。

でないとその確率は眉唾です。

それこそ病院のように。

その人の体質がなんであろうが、病院みたいに全員に当帰芍薬散を出して、生活で気をつけることも全員に、コピペのアドバイスをしなくちゃいけません。

みんなに同じ種類の漢方薬を使って、それで「100人中、何人が妊娠したか?」という計算をすれば妊娠率が出ますが、それって、もはや「漢方治療ではなく、ただ漢方薬を飲んでいるだけ」なのです。

別に当帰芍薬散が不妊症の薬でもなんでもないですから。

漢方は一人一人の体質に合わせますので。

小林さんが逍遙散という漢方薬で妊娠したとしても、同じ不妊症で悩んでいる山本さんが逍遙散という漢方薬が合う体質とは限りません。

山本さんは当帰散という漢方薬が合い、田中さんは柴胡桂枝乾姜湯という漢方薬かもしれません。

だから、治療がバラバラなので「不妊症」という、くくりで同じ治療はできないのです。

漢方の場合は「この漢方薬なら不妊症に使うもの」とは決まっていません。

医者は、当帰芍薬散や温経湯をそういうものだと勘違いしていますが・・・。

妊娠させる効果のある漢方薬など存在しません。

また、どんな体質でもホルモンを活性化させる漢方薬もありません。

漢方薬で体質を整え、その結果、ホルモンが活性化して、妊娠しやすい体質をつくるのですね。

いつでも妊娠可能な体質にしておいて、今度は、生活の中でできることを行って、妊娠しやすいようにします。

漢方薬は、よくなった結果、「体質に合っていた」と判断できるので、変化をみて、どんどん再調整していかないといけません。

漢方は陰陽の考え方で絶対的に「良いもの」とか「悪いもの」はありません。

良くなっても悪くなっても変化があったと考えますので、例え良くなったとしても、それは体質が変わったことになるので、その体質に合わせて、漢方薬も変えていくのです。

漢方では「うちの【店】では妊娠確率が30%以上ですよ!」ではなく、「一人一人の患者さんをどれだけ早く100%に近づけることができるか」になります。

病院は病院内全体の100人のうち、30人以上が妊娠するかどうか。

かなーり確率の考え方に違いがあります。

あっ、ちなみに病院で東洋医学的な問診もとらず、体質も判断せずに処方している漢方薬は、この記事内容の【漢方】には入りません。

それは、ただ、漢方薬を出してるだけなので、そういった漢方薬はラッキーで当たるか、気休めとお考えください。

とてもじゃないですが、漢方治療とはよべるものではありません。

というこで、治し方の根元が違うものをダブルで合わせたところで、妊娠率が上がるわけではなくホルモン剤などは、人によって自然のホルモンバランスを崩すので、かえって、漢方薬での自然治療を邪魔します。

極端に月経やホルモンバランスが悪い場合は、あるいは、短期間のホルモン治療はありかもしれません。

誰でも併用したほうがよいというよりは、本当にその人の体質や状況によると思います。

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病院の不妊治療、漢方、サプリ、妊娠するために最もよいものは?

不妊治療の病院でホルモン剤を飲んだらすぐに妊娠する人

漢方薬を飲み始めたらすぐに妊娠する人

マカなんかのサプリを飲み始めたらすぐに妊娠する人

また、結構、むちゃくちゃな生活をしていても、すぐに妊娠する人はいます。

逆に不妊治療の高度治療で4、5年で何百万円と使って、一度も妊娠の陽性反応が出ない人もいます。

そして、病院がよく処方しているようなマニュアル系の漢方薬で、妊娠どころか身体に何の変化もない人もいます。

月、何万円ものサプリメントを飲んでいても基礎体温すら全く整わない人

どんなことだったら妊娠しやすいか?というよりも、どれも妊娠するし、どれも妊娠しません。

その人の状況や環境、体質、パートナーとの関係や状況など、いろいろな要素によって、人それぞれなんですね。

病院の人工授精や体外受精でも、漢方薬だけでも、サプリメントでも、妊娠している人はいます。

それぞれ、病院や漢方のお店、サプリのお店で、体験談や成功例を紹介しています。

自分が病院の治療を希望していたら、病院の不妊治療の成功例の方にしか意識がいかないので、それで妊娠できるかのような錯覚に陥ります。

これをバイアスと言います。

しかし、現実は病院での妊娠の確率は3割

100人のうち70人が失敗する治療です。

半々ですらありません。

例えが少し違うかもしれませんが、確率だけで言うと、「自分の全財産を賭ける」賭け事なら絶対にやらない絶望的な確率です。

(不妊治療に限らず、確率の善し悪しを冷静に実感するために、このように考える方法が投資学にあります)

漢方では何割の妊娠率があるかは出せません。

西洋医学の不妊治療は、一人一人の体質や状況は考えません。

全員、一律、「ざっくりと不妊症」として判断して、ほぼ同じ治療を行います。

西洋医学は、1つの共通の目標に対して、同じような治療を行うのである程度、確率が出せます。

しかし、漢方は一人一人の体質に合わせます。

全員、状況が違います。

漢方では厳密には治療ではなく、その方の月経リズムを整えたり、体調を整えて、その結果、正しいリズムの月経や排卵が起こり、自然妊娠します。

だから、漢方の治療なら何割の人が妊娠するかということは出せません。

仮にその割合を出している先生がいれば、それは完全にまやかしです。

漢方では治療自体がみんなバラバラだから。

自分の体質の中のいろいろな症状の中の1つに不妊症があるだけです。

一人ずつの確率が0%か100%です。

平均化できません。

ただしこれは、うちがやってるような本来の体質にあわせる漢方の方法でやっていればの話です。

黄体ホルモンの活性に当帰芍薬散」とかやってるような、意味不明なマニュアル漢方は論外です。

確率どころか、この考えの範疇にも入りません。

サプリメントは、西洋医学の知識が足りない版といった感じでしょうか。

サプリメントは化学薬品ではないので、副作用がないですが、逆にいえば、食べ物とたいして変わらないものもあります。

また、漢方と比べると体質をみて選んだりする知恵や知識がありません。

サプリメントの効果の根拠になっているのは、西洋医学のお薬の劣化版のようなレベルの劣る臨床結果を根拠にしています。

ただ、サプリメントの治療?方法は西洋医学の治療と同じで、体質や状況を考えずに「不妊症」という状態のみにあわせて考えます。

このサプリは黄体ホルモンが活性化するとか。

着床しやすくするとか。

そして、その店で不妊症の人なら誰でも同じサプリメントを飲むので、店ごとなら確率は出せそうです。

しかし、サプリメントのみなんて「治療」の中に入りません。

確率なんて無意味ですね。

「飲まないよりは飲んだほうがいいものもあるかも」程度です。

はっきりいうと気休めに近いです。

サプリメントのみは最も妊娠確率が低いでしょう。

さっきの話からいくと、残りの病院と漢方はどちらが妊娠確率が高いとかではないですね。

自分の状況や、どういう考えで選ぶかです。

または、両方のいいとこ取りがいいと思います。

卵管障害があったり、ご主人と自然のタイミングが持てない方が、漢方のみで治療するのはおかしいです。

また、決定的な問題もなく、自然のタイミングが持てるのに、ホルモン剤で治療するのもおかしいです。

自分自身の体質、環境などを考えて、最適なものを選びましょう。

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