ホルモン剤の副作用!?その副作用の意味

この間、うちの相談の方の中でデュファストンやルトラールなどの黄体系のホルモン剤を飲んで、卵巣が腫れてしまった人がいらっしいました。

最近、聞かなくなりましたが、ちょっと前に不妊治療のクリニックで流行っていたチラージンでも動悸や多量の汗などが出ていた人はめずらしくなかったです。

後、漢方薬なんかでも病院って漢方の基礎もわかってなかったりするので、当帰芍薬散が合っていない体質の人に処方して、胃痛を起こさせたりしていました。

うちの近くの堺市で激混みの不妊治療の病院で漢方をロクに知りもしないのに当帰芍薬散をマニュアル処方して、胃痛の人を大量生産していましたね。

医者が病人つくってどうすんだ!と思いましたが、その医者の漢方の処方の仕方を見てたらど素人以下の感じなのでしょうがないでしょうか。ただ、当帰芍薬散で胃痛を起こした人に胃腸薬、出すのやめてほしいです。原因は胃腸薬を処方している、アンタだからーーー

薬の副作用ではないですが、最近、採卵の際に局所麻酔で鎮痛剤を使うと説明された人がいらっしゃいました。

この方、過去に鎮痛剤でアナフィラキシーを起こしたことがありますので、説明された看護師さんに「私、鎮痛剤でアナフィラキシーを起こしたことがあるのですが使用して大丈夫ですか?」って聞いたら「先生にそのことお話しされました?」ときました。

お話しどころか、どの薬でダメだったか、具体的な資料まで渡してます。

そのことを話したら、あっさり「じゃあ、鎮痛剤なしでいきます」
って「おぉぉぉい!大丈夫か?そんな、ずさんで?」って感じです。

こういったケースで思うのは、医者って薬を舐めすぎなんじゃないの?と思います。

なんか、薬のいい部分しか見てない感じです。

副作用があるというのは頭では、わかっているけど、いざ、治療になると、良い効果しかないかのような行動ですよね。

で、副作用が起こると「たまにあるんだよ」的な。
「たまに」とか「中には」とか「偶然」「奇跡」
みなさん、ご存知でした、あの科学的な病院に似つかわしくないですが、一番よく聞く言葉(言い訳?)が「偶然」なんですよ。

何が怖いというと、どんな人だと副作用になるのかが、わかっていないこと。
そして、医者の処方の時の感じをみていると副作用が起こるかも?という想定が明らかにない感じです。

誰にでも、いつでも、いい効果。

なんてお花畑なんだと思います。
本当、そんな感じだったらいいですよね。

誰にでも、いつでも、いい効果。

漢方がエビデンスがない。とか科学的でない。と言われたりすることがありますが、西洋医学の薬の方がよっぽどファンタジーのお花畑じゃないかと思います。

どんな体質の人に副作用が起こるのか、実はほぼ、わからない。というのやめてほしいですよね。
ちゃんとわかってるの肝臓病がある人とか妊婦さん、子供さんですもの。
「そんなの素人でもわかりまーす」

行き当たりばったりで、飲んでみてもらったら副作用出た!って占いとかギャンブルか!と思います。

漢方で一番初めに学ぶのが陰陽という法則です。
世の中は「陰陽」で成り立っている。というのと「大宇宙の中の小宇宙、小宇宙の中の大宇宙」という考えを学びます。

ちょっと宗教じみてきましたね。

しかし、これは実はファンタジーのお花畑の話ではありません。

陰陽とは光と影、白と黒。
世の中のものは正反対のもの同士がバランスをとっているという考え方。

これが、今までの話と何の関係があるかというと、漢方薬は新薬と違って「誰にとっても良い効果というものはない」ということです。

光の裏に影ありです。

すごく効果が高いというのは「治す効果」が高いのではなく、人間の体に変化を与える効果が高いということです。

ですから、漢方薬と体質が合っていれば良い効果へとつながり、高い効果を発揮し治してくれます。
しかし、漢方薬と体質が合っていなければ、悪い効果へとつながり、高い効果を発揮して、副作用がじゃんじゃん、出るわけです。
効果と副作用は裏表で一体であるということなんですね。

漢方薬で治療する場合、薬は陰陽で考えるのです。

ですから、良い効果かもしれない未来と悪い効果を及ぼすかもしれない未来。
この相対する正反対の未来を同時に予測しておかなくてはいけません。

これは漢方薬を使用する限り常にです。

漢方薬の副作用がメーカーさんの書いた副作用欄だけ気にしれいればいいと思っている先生がいたら、それは新薬のお花畑のまま処方しています。
治るという光の影には副作用があるのです。

その陰陽、両方のバランスをみながら治療するのが漢方なのですね。

「この漢方薬に副作用はありますか?」
「はい、あります。漢方薬は全てに効果と副作用があります。体質とあっていなければ、いろいろな副作用が出るのです」

そして、漢方医の仕事は本やマニュアル見て、漢方薬を選ぶことではありませ。陰陽の効果のバランスがうまくいってるかを観察調整するのが主な仕事なのですね。

「大宇宙の中の小宇宙、小宇宙の中の大宇宙」は、ファンタジーのお花畑の考えなのか?理論的な考えなのか?今回はどういう考えなのか?をあえて秘密にしておきます。モンモンとしてください。