病院は不妊症の本当の原因を勘違いさせている

ある記事を読んで「あ〜やっぱ西洋医学って治療の捉え方が根本的に勘違いしてるわ〜」と思いました。

そん記事はこちら
腸内に「振動するカプセル」を入れて慢性的な便秘を解消するという新療法

この記事内容を簡単に紹介すると新薬の緩下剤や食物繊維飲料、浣腸といった一般的な便秘解消方法でも解決できない慢性的な便秘に対し、「振動するカプセル」を使って治療するという新療法のことを書いています。

これ、急性の何か病的な便秘だったら、それこそ画期的なものだと思います。
急性の対応なら西洋医学の真骨頂でもありますし。

問題は、それまでに新薬の緩下剤やら浣腸やらをやってきたけどダメだった便秘に対してってところ。

そもそも、もともとの便秘の原因は病院の薬を飲まなかったことでしょうか?
それとも子供の頃から浣腸をしてこなかったこと?

どちらでもないですよね。
元は、食事のリズム、食事の中の食物繊維や食事の内容、食べるものの偏り、腹筋などの筋肉が少なすぎる、運動をしない、睡眠を含む生活リズムが乱れているなどなど、分析していけば、ものすごく原因があるはずです。

便秘の元の原因が「病院の薬を使わなかったこと」なんて人はいないはず。
「病院の薬を使わなかったこと」が原因だったら病院の薬を使えば「原因」の解決になりますね。

誰でも、ちょっとしたことで便秘に陥ることはあると思います。
そんな時は対症療法的に便秘薬を使うのは全然、アリだと思います。
根本原因とは無関係ですが、薬の力を借りて自分の力で治すためのきっかけになります。
ところが、それに頼りきって、今度はその根本原因を何一つ治療しない治療方法(病院の薬)でダメだから、さらに根本原因からずれた薬で治療する。

これって、なんか違いますよね。
こういう状況って便秘だけに限りません。
西洋医学って慢性的な疾患に対して、根本から治療の考えがズレてるように思います。
やっぱり西洋医学って急性などに対する対症療法に有効なのであって、根本治療はダメですね。

病院の不妊治療もこれと同じです。
赤ちゃんが授かりにくい原因は「病院のホルモン剤」を飲んでこなかったからだと思います?

それが不妊症の原因だったら、ほとんどの人が普通に不妊症ですよね。
だって、普通はホルモン剤なんて誰も飲まないから。

本当の原因はホルモン剤を飲んで来なかったからではなく、他にちゃんとあるのです。
さっきの便秘と同じです。
生活リズム、食事のこと、運動のこと、精神の状態などなど。
それらの乱れが、細かにあなたの症状に出ています。

足が冷えっぱなし、頭痛がよくある、疲れやすい・・・
根本的な原因は赤ちゃんを成長させるはずの自分の身体がボロボロなんです。

それを外側から無理やりホルモン剤で活性させたら妊娠できる!
そう妊娠はできます。
でも、赤ちゃんを授かるって妊娠で終わりじゃないのです。

妊娠したあと、出産しなくちゃいけない。
そして、出産まで10ヶ月近くもあります。
10ヶ月近く、健康でないとお腹の赤ちゃんは健康でなくなるのです。
そりゃ、途中で難しくなりますよね。

赤ちゃんを育てることは、月経リズムを整えること。
月経のリズムがそれ自体が、赤ちゃんを授かって育てるリズムです。

ホルモン剤の効果はリズムを整えることではありません。
ホルモン剤は無理やり付け足して活性化させるだけ。

残念ながら、リズムをとっているものって、活性化させればいいってもんじゃないですね。
リズムは活性化させるのではなく全体のバランスをとることが必要なのです。

その証拠にホルモン剤って人それぞれに合わせませんよね。
みんな、大体おなじホルモン剤。
あれが、バランスをとっていない証拠です。

根本的な原因はホルモンの物量が足りないことではないですね。
病院って病気の原因がどうたらこうたらとか言いながら、実は本当の原因とは「なんの関係もない治療」をしているのです。

ホルモン剤を飲む前に考えてみましょう。
あなたは自信を持って、健康だと言えるものでしょうか?

不妊症の根本的な原因は、ホルモン剤を飲んで来なかったことなのか?
身体の不調なのでしょうか?

ホルモン剤の治療も1つの方法かもしれませんが、優先と順番は、どちらが本当に大事な事なのを考えてみてもいいかもしれません。