卵子凍結で卵子は死んでいないのだろうか?
こんな記事があったので、前々から疑問に思っていたことが、再び頭に浮かび上がってきました。
体外受精の時に採卵して卵子を凍結するじゃないですか。
あれって地味に不思議なんですよね。
凍結して解凍するわけですが、解凍しても、卵子ってちゃんと生きてるの?
能力というか生命って凍結前と全く同じ状態なの?って。
例えば、卵子の成長した姿が人間ですが、その人間は現状で生きたまま冷凍できたとしても、解凍した時に生き返りません。
要するに凍結したら死んじゃいます。
で、人間の出発点である卵子。
これも人間と同じ生命ですね。
でも卵子の場合は、採卵した後、凍結して解凍しそれを受胎に使うわけです。
で、成功している人もいるのですね。
話しは突然、飛びますが、食べ物っていわば、生命を食べる事ですね。
魚なんかがわかりやすいと思います。
活き造りやさっき釣れたばかりの魚。
これはすごく新鮮で美味しいわけですよ。
活き造りというのは、言い方を変えれば、生きたまま。
釣れたばかりも死んで間もない状態。
後は時間が経てば経つほどまずくなっていきます。
野菜なんかも摘みたてなんて、すごくおいしいわけですよ。
あのおいしいって感じは生命が強い。生きてる力が強いってことですよね。
それを冷凍したもの。
食べ物の冷凍ものって単純にまずいです。
魚なんかも解凍した後ってなんかクタッとしてまずいんですよね。
これって命がよりなくなっている状態ですよね。
鮮度が落ちるって命がどんどんなくっているってことだと思うのです。
ただ、この食べ物の場合は凍結で死んじゃってるから死んでからの時間経過なのかもしれません。
卵子の凍結の場合は、時間を止めることができるのでしょうか?
そんなこんなで、いろいろと考えていて僕の単純に勉強不足かもしれないのですが、生きたまま冷凍して、解凍したら冷凍前そのまんまの生き物っているのだろうか?と思います。
Googleでググってみたけど、生きたまま冷凍というページはあったのですが、解凍しても冷凍前と同じように生き返るというものはありませんでした。
となると、細胞が単純なほど冷凍しても死なず、解凍してもそのままで活動を再開するのでしょうか?
再び調べてみたら、どうも卵子凍結は家畜の実験の応用のようです。
でも、ここに凍結卵子は死んでないというメカニズムは書いていませんでした。
そして、更にしつこく調べてみました。
そしたら見つかりました!
凍る→超低温でも生きているものとしては、ヒルのヌマエラビルや昆虫のユスリカの一種や、クマムシなど自然界のごくごく一部のものが超低温。つまり凍っているに等しい状態でも生きているようです。
Googleでも分からない。というか、どう調べてもいいかわからないので、困った時の師匠。
西洋医学から物理学まで精通されているので聞いていました。
でも師匠は専門が外科医だったので、専門すぎてわからないとのこと。
「卵子は単細胞だから生き残れるのか?」と聞いたところ生理学上は低温になると細胞1個でも細胞の生命活動を維持する酵素が低温で活動を停止してしまうために細胞は死んでしまうそうです。
ただ、卵子に関しては特殊な冷凍と解凍方法があるはずとのこと。
もしくは細菌や種子は冷凍し解凍しても活動できるのでその辺りが関係しているのか。
う〜ん、ここでわからなくなりました。
すみません。答えが出なくって。
この辺りになってくると体外受精をしている病院に直接聞かないとわからないですね。
もし、今、凍結保存している方がいらっしゃったら、一度先生に聞いてみてもらえませんか?
「なぜ、自然界のものは、ほぼ凍らせたら死んじゃうのに、卵子は死なないのか?またなぜ、解凍した後に冷凍前と同じ能力だと考えられるのか?」
答えがわかったらぜひ、知りたいですね。
卵子凍結ということが、ごく当たり前のような記事が出ていましたが、今日の疑問などもちゃんと自分の中で解明してから、凍結に臨んだほうがいいんじゃないかと思います。
例えば、凍結していない卵子と凍結した卵子の妊娠成功率の差とか。
凍結期間ってどれくらいまでが凍結前と同じ能力を保てているのか?とか。
自然では排卵日というのが月に1回しかなく、その時しか受胎のチャンスがないわけです。
そこからいくと冷凍保存っていうのは、やっぱり病院って、とことん反自然治療なんだな。と新ためて思いました。
誤解があるといけないので一応、書いておきますが、うちは西洋学否定派でも反対派でも、ありません。
人工授精や体外受精はケースバイケースなので、お一人ずつ体質をみながら、病院との併用をすべきか、全くの自然治療でいくべきか、又、病院のどの治療を選択すべきかを個人に合わせて相談させていただいています。
2014年10月16日 4:48 PM | カテゴリー:病院の不妊治療について