漢方だと〇〇病+不妊症だと病気も治って妊娠もする

西洋医学は身体をバラバラにみていきますので治療は各科にわかれています。

例えば花粉症などは耳鼻咽喉科。

アトピーなど皮膚のことは皮膚科。

不妊症は不妊の専門の病院などですね。

一人の人間の体が各パーツにわけられて、各パーツごとにみていくわけですね。

しかし実際は胃だけで生きている人とか肝臓だけで生きている人なんていないわけですから各パーツは全てつながっていて、病気の原因もつながっているわけです。

つまり、病院みたいに体を各科に分けて診てること自体が病気を見逃すことになっているのです。

漢方は身体全体をみます。

たまに漢方をやってる病院のサイトで眼科とか消化器科とか、わかれているのをみますが「身体全体の連携をみない時点で漢方じゃないじゃんッ!」ってつっこんでます。

各科でバラバラに診るのなら、はじめから西洋医学でいいと思うのですが東洋医学の治療原則をゆがめてまで漢方薬を使いたいのでしょうか?

漢方薬を使いたいというよりは売りたいだけだから、漢方の治療原則なんてどうでもいいのかもしれません。

どちらにしろ使用方法を根本的に間違った漢方薬なんて、効かないと思うのですが。

そんな感じで漢方は身体全体をみていくのですね。

だから不妊症でアトピーもある。とか不妊症でエリテマトーデスとか、不妊症で甲状腺炎など、他の病気もある方も漢方の場合は病気をバラバラに分けてみなくてもいいのですね。

「みなくてもいい」というよりもむしろ一緒にみないといけない。

例えばアトピーにしたって、やっぱりその人と同一の身体が持っている病気なんです。

だから体質的に不妊症に全く関係ないわけがないのです。

うちでは不妊治療をしていたら妊娠してアトピーも一緒に治ったとかといった方はたくさんいらっしゃいます。

しかし、いつでも一石二鳥で病気が治って妊娠するのか?

というとそうではありません。

通常、いろいろな病気や症状は体質でみていくと1つの因果に結ばれていることが多いですが1つとは限りません。

3つの異なる体質が同居していることもあります。

これを漢方では合病とか兼病とよびます。

異なる病気が同じ因果の体質の場合は不妊症を治療していたら妊娠してアトピーも治ります。

ただ別の体質として不妊症とアトピーが存在している場合は、同時に治療できそうな体質であれば、同時にするのが良いです。

同時に治療できない場合もあります。

同時に治療できない場合は妊娠してからアトピーの治療といったように順に体質を調整していくのですね。

治療が1つの漢方薬でできるのか、複数の漢方薬で同時にできるのか、または体質ごとに合わせて順に治療した方が良いのかは漢方医が選ぶのではありません。

その人の体質と漢方の治療法則で決定されるのです。

その人の体質によってどの方法がとれるのかが変わってくるのですね。

でも、もう一つの病態が不妊症に直接、関わっているものでなく、現在、年齢が高ければ不妊症は優先的に治療するべきかもしれませんね。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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