「私は○○(サプリ・漢方薬)で妊娠しました!」のウソ

不妊症を克服するために、今はいろいろな方法があります。

不妊症専門の病院のホルモン剤や漢方薬、サプリメント。

ちょっとキワものだと一昔前に流行った妊活情報商材というものもあります。

何が正しくて、どれだったら間違っているというものはありません。

ただ「これを読んで実行すれば妊娠します!」みたいな情報商材系の本は高額すぎて、平たく言えば詐欺に近いものだと思います。

せいぜい1500円程度が妥当な金額じゃないでしょうか。

あれはあれで、「情報商材出してる先生は儲けでやってんだろな」って僕的には「行かなくてもいい店候補」にいれることができるので、それはそれで候補から消去する手間がはぶけて便利ですが。

そんな詐欺まがいのサービスは放っといて。

病院や漢方薬、サプリメントで良いものや良い所を選ぼうと思ったら、何を指標に選びますか?

多分、選ぶ基準で最も影響が強いものは成功者の体験談だと思います。

「私は○○(サプリや漢方薬)で妊娠しました!」

「同じ、不妊症の人が○○で妊娠したんだ!私もやってみよう!」

なんか、成功した人の話って読んだりしただけでテンション上がりますよね。

ところが、これほど、あいまいで何の保証もない店側にとって都合のよい宣伝はありません。

Webサイトの世界では商用のホームページを製作する際の鉄則があります。

鬼の掟といってもよいものです。

それが体験談を前面に押し出すこと

「私は○○サプリで妊娠しました!」

「私は○○漢方薬で妊娠しました!」

「私は○○情報を知って妊娠しました!」

これは不妊症にかぎらず、どの分野でも鉄則です

とにかく成功体験談!

「これさえホームページにあれば、食いつきますよ」ってネットのコンサルタントやWebサイトの製作会社さんから指導されます。

そして、ネットの世界は一見、いろいろ知れて便利なようですが、ねつ造なんて簡単で当たり前の世界です。

成功体験なんて実際にいなくてもいくらでも書けます。

どうせ、その体験談が嘘かどうかなんて調べられることなんてないので書き放題。

全部が全部、嘘だとは言いませんが、別に「絶対に本当の体験を書かないといけない」という強制力はありません。

病院だって、漢方相談の店だって、サプリメントを売ってる店だって、誰だってたくさんのお客さんに来てもらいたい。

たくさんの人に来てもらいと思ったら「成功体験談!」

後はそこの先生が、どれだけ正直でいられるかだけです。

ただし、正直でなかったかどうかを誰かに確かめられることもありません。

いくらネットに不慣れな人でも、たかだかパソコンで文字を打つだけの体験談が全部が本当だとは思ってないでしょ。

そんな流れから「実際にお客さんからもらった直筆の手紙」をホームページに載せようという流れになった時期もあります。

今度はネットのコンサルタントやWebサイトの製作会社さんから「直筆の手紙の写真を載せてください」とせっつかれます。

これだって、直筆って言っても、別に誰かに適当に書いてもらったらいいだけなんですけどね。

うちでも生まれた赤ちゃんの写真や感謝の手紙をもらったりします。

そして他の漢方薬局のサイトみたいにホームページに載せようと思い、それらのものを送ってくれた人にも了解をとったのですが・・・

いざ、載せようと思ったら、やっぱり「金のために晒し者にする感」を感じるのです。

ましてや赤ちゃんをネタに金儲けん宣伝とか、ゲスすぎて結局、載せることができませんでした。

店で大切にとってあります。

皆さん、ご存知でしょうか?

ネットで買い物する人なら気づいているかもしれませんが、ジャンル問わず、体験談を前面に押し出している店やモノって低価格でゲスい感じのものが多いのです。

逆に高級で信頼のありそうな店やモノほど「あなたの友達が買ったから買ってくれ」とか「こんなに成功者や満足した人がいます」って宣伝していないのです。

そんなのは、ないほうがいいってわけじゃないですよ。

信頼の高そうなところは「なぜダメだったか」「どんなところがダメか」も見せています。

これは勇気がいります。

だって、大抵は甘い言葉の方がイイに決まっているので良くないことなんて見せないに越したことないからです。

でも、自分の人生を冷静に振り返ったら、何かを達成したい時に、簡単にいったことなんてないはずです。

何かを成功させる時って現実は紆余曲折を得てうまくいくものです。

妊娠だって一緒

良いことばかり書いてある成功体験の話は、そんな裏もあるかもしれないと思って読むくらいでちょうどいいですよ。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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