漢方治療では1ヶ月で妊娠!はめずらしくありません

今日のお話は、自分の店のステマをするつもりではないので、そのつもりでお読みください。

うちでは、漢方薬を飲んで1ヶ月で妊娠することはめずらしくありません。
先ほども言いましたが、これは「うちはすごいよ!」と言いたいわけではありません。いいことばかりの話ではないので、最後まで読んでくださいね。

初めのほうは1ヶ月で妊娠した人の報告を聞いても、偶然だと思っていました。
「別にうちで治療しなくても妊娠してたんじゃないか」と。

でも、その後、何人も1ヶ月で妊娠するようになって、そのうち、ポツポツと1ヶ月で妊娠する人が定期的に出てくるので偶然ではないと思いました。

そして、その1ヶ月で妊娠している人は、特に有利な条件から治療をはじめたわけでもないのです。

・体外受精に4回失敗した人。
・不妊のホルモン治療を2年やっていたけど、一度も、かすることもなかった人。
・以前に不妊のホルモン治療をしていて、この1年間は何もしていないが、陽性反応が出た事ない人。

年齢も40歳の人から24歳までバラバラ。

1ヶ月以内に妊娠している人が、若い人とも限りません。

そういった状況や経験から、1ヶ月で妊娠したのは偶然ではないのだとわかりました。

1ヶ月で妊娠する人が増えたので、僕の経験値も増え、最近は1ヶ月とは言いませんが、妊娠するのに長くかからないタイプは、体質と基礎体温の形、それにプラスアルファの条件が揃っていれば、事前になんとなくわかるようになってきました。

もちろん、誰もが、うちの漢方治療で1ヶ月で妊娠するわけではないですよ。
中には2年かかっている人もいます。そこは体質ですね。

さてさて、実はここからが本題です。
実は1ヶ月で妊娠することは、いいこととは限りません。

1ヶ月で妊娠するなら、お金も時間も節約できていいじゃないかと思うかもしれません。
もちろん、その点はいいことだと思います。

ですが、妊娠と出産は別物と考えないといけない場合もあります。

不妊治療というと病院の治療がスタンダードです。
そして不妊専門の病院は、妊娠陽性反応を出すことを目的としています。
※出産ではないですよ。「妊娠陽性反応」です。

だから、病院では母体が健康かどうかは関係ありません。
流産しようが、とにかく「妊娠陽性反応」が出れば仕事は完了しているのです。
流産をすれば「なんとか流産」とかの病気にすればいいだけですから。

実は妊娠陽性反応は、身体の状態が悪くても、奥さんとご主人の健康のバイオリズムと排卵が合えば妊娠することがあるのです。

妊娠に関しては、健康よりも様々なタイミングが重要。
つまり「運」も大きく関わっています。

ところが出産は違います。
妊娠して受精卵になった1個の細胞が1兆個まで育たないと健康な赤ちゃんとして誕生しないのです。

そして、その期間は10ヶ月。なが〜〜〜

この10ヶ月は、お母さんになる人の本質的な健康が問われるのです。
妊娠は1日のタイミングが合えばOKなので、ラッキーに頼ることもできますが、10ヶ月間をずっとラッキーに頼ることはできません。

赤ちゃんを健康に育てるための身体づくりはじっくりと行わないといけないのです。

では、なぜ漢方治療をしてから1ヶ月で妊娠したのか?
それは漢方薬は飲み始めが一番、身体の変化が大きいからです。

漢方治療は体質を調整するものです。
調整する段階で中には身体が大きく変化する人もいるのです。

そして、変化が大きいとラッキーをつかみやすくなります。
急激に体内が活性化しますので。
しかし、どの人でも、その後は、ある程度、落ち着いて自分のもっている自然治癒力のペースでよくなっていきます。

いいことばかりではないと言うのはここから。

妊娠をつかむのはラッキーでも可能。
しかし、出産まで赤ちゃんを大事に育てるのは、ラッキーだけでは不可能。

確実に自分の身体を健康にしておかないといけないのです。
でないと1ヶ月で妊娠しても流産。
ぬか喜びになってしまいます。

だから、できれば、うちでは例え早い妊娠でも1ヶ月ではなく、3ヶ月くらいがいいじゃないかと考えています。

妊娠陽性反応を得ることができるかどうかよりも「私の今の体調で10ヶ月間、しっかりと赤ちゃんを育てることができるかどうか?」を一度、考えてみてください。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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