病院の不妊治療、漢方、サプリ、妊娠するために最もよいものは?

不妊治療の病院でホルモン剤を飲んだらすぐに妊娠する人。
漢方薬を飲み始めたらすぐに妊娠する人。
マカなんかのサプリを飲み始めたらすぐに妊娠する人。

また結構むちゃくちゃな生活をしていても、すぐに妊娠する人はいます。

逆に不妊治療の高度治療で4、5年で何百万と使って、一度も妊娠の陽性反応が出ない人もいます。

病院がよく処方しているようなマニュアル系の漢方薬で妊娠どころか身体に何の変化もない人もいます。

月、何万円ものサプリメントを飲んでいても基礎体温すら全く整わない人。

どれも妊娠するし、どれも妊娠しない。

その人の状況や環境、体質、パートナーとの状況などいろいろな要素によって、人それぞれなんですね。

病院の人工授精や体外受精でも漢方薬だけでもサプリメントでも妊娠している人はいます。
それぞれ、病院や漢方のお店、サプリのお店で体験談や成功例を紹介しています。

自分が病院の治療を希望していたら、病院の不妊治療の成功例の方にしか意識がいかないので、それで妊娠できるかのような錯覚に陥ります。

しかし、現実は病院での妊娠確率は3割。
100人のうち70人が失敗する治療です。
半々ですらありません。

例えが少し違うかもしれませんが、確率だけで言うと自分の全財産を賭ける賭け事なら絶対にやらない割合です。(不妊治療に限らず確率の善し悪しを考える時には冷静に考えるために、このように考える方法が投資学にあります)

漢方では何割の妊娠率があるかは出せません。
西洋医学の不妊治療は、一人一人の体質や状況は考えません。

全部、一律、「不妊症」として判断して、ほぼ同じ治療を行います。
1つの共通の目標に対して同じような治療を行うのである程度、確率が出せます。

しかし、漢方は一人一人の体質に合わせます。
漢方では厳密には治療ではなく、その方の月経リズムを整えたり、体調を整えて、その結果、正しいリズムの月経や排卵が起こり、自然妊娠します。

だから、漢方の治療なら何割の人が妊娠するかということは出せません。
漢方では治療自体がみんなバラバラだから。

自分の体質の中のいろいろな症状の中に不妊症があるだけです。

一人ずつの確率が0%か100%です。

ただしこれは、うちがやってるような本来の体質にあわせる漢方の方法でやっていればの話です。

「黄体ホルモンの活性に当帰芍薬散」とかやってるようなマニュアル漢方は論外です。
確率どころか、この考えの範疇にも入りません。

サプリメントは、西洋医学の知識が足りない版といった感じでしょうか。
サプリメントは化学薬品ではないので、副作用がないですが、逆にいえば、食べ物とたいして変わらないものもあります。

また、漢方と比べると体質をみて選んだりする知恵や知識がありません。

サプリメントの効果の根拠になっているのは、西洋医学のお薬の劣化版のようなレベルの劣る臨床結果を根拠にしています。

ただ、サプリメントの治療?方法は西洋医学の治療と同じで、体質や状況を考えずに「不妊症」という状態のみにあわせて考えます。

このサプリは黄体ホルモンが活性化するとか。
着床しやすくするとか。

そして、その店で不妊症の人なら誰でも同じサプリメントを飲むので、店ごとなら確率は出せそうです。

しかし、サプリメントのみなんて「治療」の中に入りません。
確率なんて無意味ですね。
「飲まないよりは飲んだほうがいいものもあるかも」程度です。

サプリメントのみは最も妊娠確率が低いでしょう。

さっきの話からいくと残りの病院と漢方はどちらが妊娠確率が高いとかではないですね。

自分の状況や、どういう考えで選ぶかです。
または、両方のいいとこ取りですね。

卵管障害があったり、ご主人と自然のタイミングが持てない方が漢方のみで治療するのはおかしいです。
また、決定的な問題もなく自然のタイミングが持てるのに、ホルモン剤で治療するのもおかしいです。

自分の体質、環境などを考えてみましょう。