不妊症ホームページの嘘を暴く方法

患者さんとの相談の中でいろいろ調べることがあって、大阪で最近できた、とある不妊治療専門の病院のホームページを調べました。

某有名な体外受精の病院で働いていた先生が初められたとのことで、前から患者さんから聞いていたところでした。

漢方と不妊治療について書いてあるページがあるのですが、そこに代々、昔から漢方薬で治療してきたとあります。

「ほう、患者さんにしている実際の治療を見ていたらホルモン剤を処方する位しかしてない病院なのに漢方ができるんや」
と思って、よく読んでたら、どう考えても当帰芍薬散の1択押し!

当帰芍薬散、温経湯って言えば不妊治療のマニュアル病名漢方の代表選手です。
逆にこの2つ押ししかやっていなければ「僕は漢方を知りません」って言ってるようなもの。

しかし下の方まで、よく見てみると他の処方もいろいろと書いてある。
「ほう、ほう、えっ」
よくみると、違う先生の本からの抜粋資料!丸パクリ!

代々、漢方治療をやってきたのに独自の漢方理論じゃなく他の先生の文のパクリ!
そして、ベタベタのマニュアル病名漢方。
漢方ができないお手本みたいな病院です。

また、違うことで不妊症向けブログを見る機会があった。
普段は、他のブログなんか見ないのだけど他の薬局の先生なんかのブログも読んでみようと思い読んでみました。

ブログには症例と短い宣伝みたいな連絡や教科書からとってきたような一般論的漢方の話。
それに「一緒にがんばりましょうね」的な記事。

いいか、悪いかではなく、そのブログには、漢方の専門的なことは何も書いていない。
いわば当たり障りのないことと女性らしい心遣いがある記事。

このホームページとブログで、ふと思った。

うちのホームページやブログは全部いちから僕自身がつくっていますが、普通、ホームページは専門の業者に頼みます。

専門業者に頼むと、その人の本当のスタイルではなく、他人(業者)が、どうすれば、よく思われるかに集中して制作します。

だから、ホームページには嘘が多い・・・と思う。

Webデザイナーは、医療などの専門知識は全くないが、こっちが書いた文をうまく世間の人に受けるように変えてくれます。

ところが、ブログは、先ほどの女性の先生のように漢方の深い部分には、突っこまない当たり障りのない短い記事だったり、僕みたいに逆に軽い短い記事がなかったりと書き手の性格がモロに出てきます。

もちろん、病院なんかでは、業者や従業員に書かせている場合もありますがホームページと違って、記事数の多い少ないで、それはそれで、その人の考えがわかります。

要は「自分は書く気がありませんが、ブログには宣伝として、のっかっときます」といったような本音が見えます。

ホームページはブログページと違って企業のパンフレットみたいなものなので、いいことしか書いていません。
だから見方を変えれば嘘だらけ。

でもブログは・・・そこのブログの記事を何十記事と読んでいれば、その先生の本音や本当の腕が垣間見えてきますよ。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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