ホルモン剤と老化の関係!?

先日、少し年齢が高めの方が不妊治療の病院との併用治療を始め、病院に通い始めました。
体外受精をされていますので、当然、ホルモン剤も飲んでいたのですが、一度、うまくいかず、その後に「お腹を休ませて、次は良い状態へ持っていくため」にピルを飲まれました。
僕には、この「お腹を休ませて、次は良い状態へ持っていくためにピルを飲む」というのが、イマイチよくわかりません。

ピルは、別に細胞の修復効果を持っているわけでもなく、ただのエストロゲン系と黄体ホルモンの合成のものです。
主な働きは、排卵抑制と2つのホルモンを補充することにより高温期的な状態をつくることです。

人間の体は朝起きて、お昼ご飯を食べて・・・夜は寝るという一定のリズムがあります。
そのリズムが一定であるほど、体の中の自律神経や消化機能等々の乱れもないため、体はゆったりとすごせると思うのです。

例えば、

A.昨日は朝から昼まで寝て、今日は夜から寝て朝に起きて、食べる時間もバラバラ。

B.朝起きて、食べる時間も朝昼晩と一定、その同じリスムが続いている。

というAパターンとBパターンのとどちらが、体にとって楽だと思いますか?
こんなの聞くまでもなく、Bの一定のリズムで生活しているほうが、体は休めるに決まっています。
月経は28日周期と1日の生活時間からすると長いリズムですが、月経だってマクロに見ればミクロの1日の朝〜晩というリズムと同じように基本的には28日間ずつ一定でくるようになっています。
このリズム感は1日と同じです。一定のリズムで繰り返される方がいいのです。

前々月は26日周期、前月は28日周期、今月は35日周期・・・なんて、ずっとバラバラな月経周期と毎月28日周期。
どちらが、体にとって良さそうでしょうか?
こんなの専門知識がない人でも常識でわかりますよね。

人間の健康を支えているのはリズムが一定であるかどうかです。

さて、先ほどの話に戻りますが、「お腹を休ませて、次はいい状態へ持っていくためにピルを飲む」
ピルを飲むということは、自前のホルモンではなく外部から人工的なホルモンを無理やり加えるわけです。

これって、自分の持っている心地良いリズムでしょうか?

しかも、この方は体質全体を長く見させてもらっていますが、ホルモン剤を飲まなくても基礎体温に問題がないどころか、ほぼ一定のリズムを刻める優秀な月経リズムを持っておられる方。

ホルモンというのは、体の機能を切り替える命令書です。
「あーしなさい」「こーしなさい」と命令するわけです。
例えば、子宮内膜というのは血が必要ですが、ホルモン剤は血を増やすわけではなく、例えば、全体的に血が不足している人がホルモン剤を飲んだ場合、内膜はホルモンの命令書によって血によって厚くなりますが、別に体全体で不足している血を増やしてくれるわけではありません。
相変わらず全身をみていけば、血が不足していることに変わりはないわけです。

ホルモンはあくまで命令書なんです。
バシバシ、お尻を叩いて走らそうとしても、体力がなく走れる状態でなければ、体はよりダメージを受けます。

人間の体は一定のリズムであるほど健康なのですが、ピルで月経リズムを変えることのどこにお腹を休ませて、次は良い状態へ持っていく効果があるのでしょうか?
ましてや普段から自然で月経リズムが整っている人にとって。

この状況はみなさん、よくあると思います。
月経周期や基礎体温は悪くないのにホルモン剤が処方される。
排卵してるっぽいのに、排卵誘発剤を処方される。

毎日、朝起きて、朝昼晩と同じ時間にご飯を食べて、夜も同じ時間に寝て、調子が悪くない人が、わざわざ、リズムを変えて(ホルモン剤)不規則な生活リズムにして、何か得があるのでしょうか?
体調が悪くなりそうなことをしたほうが、妊娠率って上がるのかな。

体を休めるというには、薬などの人工化学物で無理やり変えることではないです。
西洋医学は、考えがぶっ飛びすぎのように思います。

皿に問題はここからで、案の定、その方、ピルによって、高温のまま月経がきて、体調もいろいろな症状がジャンジャン出てきて、月経周期も基礎体温も、この何年かでなかったくらい急激に悪くなりました。

状態が悪くなったことがピルの影響かを医者に聞いて見たら・・・
「ピルの影響はありません。急激な老化です」

でたー医者の伝家の宝刀!!
キラキラ輝いている医者の必殺技。

飲む前のまだ良くなるか、どうかわからない時は、意気揚々と「お腹を休ませて、次は良い状態へ持っていきましょう!」といいことづくめの説明。
治療の結果、体調が悪くなり自分自身が困ったら、「それは老化です」の言い訳。
この必殺技は、不妊治療の病院に限らないですね。
皮膚科のステロイド、心療内科の向精神薬などなど。慢性病の治療の時はいつでも使います!

結果が悪くなり、こじれてきたら「それは老化です」ついでに「それはストレス(精神的な問題)です」
いや〜病院はこれ、言うの禁止したほうがいいですよ。
かなり高齢の老人以外で、これ使うんだったら、「だったら医者いらねーよ」ですよね。