ダイエットと妊娠の関係性

【健百】「治療の前に減量」が不妊解消の近道か―米調査 | あなたの健康百科

記事は多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)のある方は、減量をすると妊娠しやすいことがわかった。という内容です。

いつもの西洋医学らしい臨床研究で減量プログラムを実施せずに不妊治療をした人の出産率は10%で減量プログラムを実施し、不妊治療をした人の出産率は25%になったという報告で、正直、「どっちの出産率も、すくなッ!!たまたま妊娠したんじゃない?的なパーセントだな」と思いましたが、記事では「すごい研究結果だ!」みたいになってました。

そもそも、不妊症自体が病気でもないし、ほとんどの不妊症の人は、西洋医学の生理学上の原因や因果関係がわかっていないのだから、どっちのパーセントも肥満と関係あることなんてわからないだろ?と思いましたが、病院的には「不妊は治療すれば治っていく」という前提なんでしょ。

不妊症なんて、まれに原因がある場合もありますが、ほとんどの人は「病気だから授からない」「何か原因があるから授からない」のではなく、「夫婦ともに年齢なども含めて、授かるだけの健康力が足りていない」と僕は考えるので、因果関係のはっきりしない不妊症というものに対して、肥満の人は減量したほうが結果が良かった。といっても、こういう臨床だと「ホルモン治療は必ず妊娠する」というファンタジーな前提がないと、そもそも研究として成り立たないと思うのですが。

と、ここまで臨床研究をボロクソに言っておきながら、話は一変しますが、実は僕が漢方での不妊治療を開始して初めて妊娠された方は「体重が減って、妊娠もした」という方でした。

この記事中では、多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)で肥満の方に限る。とされていますが、漢方の場合は、特に多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)の人とは限りません。

その後も、肥えていて不妊症という方は漢方薬を飲み始めて少し体重が落ちて、妊娠した。みたいな例を何度も経験して、僕自身も前々から「太っている→痩せたら妊娠した」みたいな感覚を持っていて、この記事に目が止まりました。

記事自体は、詳しく読んでみると「自分の思ってたのと、ちょっと違うわ」と思いましたが、10年くらい不妊治療を経験してきた者としては、経験的には「痩せると妊娠しやすい」という感覚はなんとなくありました。

因果関係は、よくわかりません。
漢方的には、実は、そもそもダイエットという概念がありません。
漢方薬が開発された大昔の時代の人は、ほとんどの人が飢餓で死んでいく時代だったので。

漢方では便秘を解消し調整していく薬があるのですが、その辺りの漢方薬を売りたいだけのメーカーさんが悪用して「漢方薬でダイエット」とやっていますが、あんなのデタラメで漢方ではダイエットはありません。断言できます。
結構な一流メーカーがやってるので、漢方って本当にやりたい放題されてます。かわいそー

ただ、ダイエットすれば、体にいい事は間違いないです。
西洋医学的には、いろいろといい事ずくめです。
ネットで検索すれば「ダイエットすれば、健康にいかにいいか」の情報は山のように出てくるでしょう。

東洋医学の考える「病気になる原因」は実は、非常にシンプルな考え方で、人間の体は食べ物を食べて、それを体内でエネルギーとして使ったり、新たな体(細胞)を作ったりするものに使い、ゴミになったものを尿と便で排出し、また食べ物を食べて・・・を繰り返します。

その過程で食べ物をちゃんと消化する臓器は元気か?
とか、
食べたものが、エネルギーとして巡ったりしているか?
とか、
体内で不要になったゴミになったものが、ちゃんと大腸や腎臓などの捨てられる場所まで、巡っているか?
また捨てられているか?
とか、
ある種、西洋医学の生理学と同じような考えで健康になるって実はシンプルだったりするのです。

そこから考えれば、肥満自体が、この巡りのバランスが崩れた結果、起こるので、細かなことを考える前に単純に「食べる → エネルギーとして使う → いらなくなったものを捨てる」のバランスが整っていれば、太らないわけです。

逆に太るということ自体が、体のバランスが崩れている。ということなので、漢方的に考えれば、最初に整えるべきものは、体重のバランスともいえるかもしれません。

なので、経験的な観測ですが、うちで不妊症相談に来られた時に体重的な問題がありそうだったら「痩せたら妊娠しやすいですよ」という話はさせてもらっています。

こんなこと書くと、ダイエットありきじゃないと妊娠しない。と誤解されそうですが、全員が全員、そういうわけではなく、
中には体重のバランスも不妊症の原因の1つに関係している人もいるということですね。

また、うちでいってるダイエットというのは「無理やり、いついつまでに痩せる」というものではありません。

バランスの良い食生活と運動、体質に合っている漢方薬を飲んでいれば、自然に減ってきますので、少し体重を減らす意識を治療の中に持っていただくと更に赤ちゃんを授かる可能性が高くなるということですね。

記事中のダイエットプログラムというものが、どんなものか知りませんが、間違っても「体重という数字を減らす」ことが目的ではありませんよ。

【病院の不妊治療のこと、漢方のこと、何か聞きたいことがあれば、infoあっとmagocoro-kanpou.com まで「ブログで質問したい」とご連絡ください。(あっとは@に変換して送ってください)】

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OHSSなど薬に対する感受性

薬の感受性。
反応性といってもいいかと思いますが、薬の効き方って、人それぞれ違います。

OHSSなんかがそうですよね。
事前にある程度「ホルモン数値的にOHSSなるかも」というのは、わかることもあるかもしれませんが、うちでOHSSを経験した人のお話を聞いていると「以前になったことがあることを聞いていたから今回は気をつけた」みたいな感じで、病院側として、全く初めてで卵包刺激をした時にOHSSになるかどうかは、わかってないんじゃないかという気がしています。

病院の薬は漢方薬と違って、人それぞれの体質や状態に合わせて変えません。
年齢の若い人も年齢の高い人も、みんな同じ薬を使います。
みんな同じ排卵誘発剤!

同じ、ホルモン剤を飲んでいても、OHSSになる人とならない人。
その人によって、いろいろと別れてくるのですが、この薬の感受性は、わからないのです。

飲んでみて初めてわかる感じ。

でも、飲んでみて感受性が高いとわかったからといって、なぜ、その人はみんなと同じ薬を飲んで悪い状態になったりするのかの原因はわからないようです。

だから、運のようなもので、なっちゃったら「運が悪かったね」みたいな感じでしょうか。

こういう風に書くと、西洋医学の薬やホルモン剤は、人それぞれの体質を一切、考慮しないので、同じお薬で良く効く人と副作用で悩まされる人は運だけで左右され、漢方薬は人それぞれの体質に合わせるから、そんなことがない。
みたいに聞こえるかもしれませんが、漢方薬も人それぞれの感受性があります。

漢方薬は、全身の細かな症状から、体質を分析して漢方薬を選ぶので、こういった、人それぞれの薬の感受性も考慮して、過剰な副作用などはなさそうな感じですが、そんなことはありません。

実は「漢方薬が体に合っていた」と判断されるのは、漢方薬を実際に飲んで、治った後です。

ある漢方薬を飲んで治らなかった場合は、その結果が出た後に「漢方薬が体に合っていなかった」と証明されます。

たまに病院の漢方内科などで、ある漢方薬を飲んだ後に治らなかった場合、処方した先生が「おかしいな、治るはずなのに・・・」なんてセリフを吐くことがありますが、このセリフを言っちゃったら、漢方の根本的な原則を否定しちゃったのと一緒です。
このセリフを言っちゃったら、「実は、本当は漢方のこと知らないんですよね」ということと一緒になっちゃうのです。

なので、新薬のように事前に誰にでも効く頭痛の漢方薬というものは存在しません。

患者さんが漢方薬を飲まれる前に「おそらく、こういった体質だろう、だからこの漢方薬を合わせてみよう」という考えがあって、その通りにいけば、結果的に「漢方薬が合っていた」となります。

漢方では体質を予測することを証を立てると言い、証に合わせた漢方薬を飲んだ結果、治ったら、その証が証明された。となります。

だから、漢方薬も最初の体質予測が外れていれば、OHSSほどでなくとも、大きな副作用があるわけです。

病院の漢方の場合は、悪い意味で安心です。
なぜなら、もともと、証(体質)の予測を立てないで病名や症状だけあてはめて漢方薬を選ぶだけなので。

そして、この副作用が体質分析の問題だけでなく、漢方薬に対する感受性が強くて、予想よりも大きく出ることもあります。

これは病院のお薬でも漢方薬でも一緒なんですね。
治療の経験上、ホルモン剤や病院の薬に敏感な人は、漢方薬に対する感受性も敏感な傾向があります。

漢方薬が病院のお薬と違うところは、漢方は陰陽の原則で、物事を見ますので、
感受性が高く、悪い副作用が大きく出たということは、大きく良くなる漢方薬も存在するということです。
要するに薬に対する振り幅が大きな体質と判断するのですね。

漢方の場合は、もともと「体質は人それぞれで、合わない薬がある」という前提で治療をしますので、予想よりも薬に対する感受性が高ければ、次回から選ぶ漢方薬の強さを調整すればOKです。
漢方薬は食べ物と同じ自然のもので病院の薬のような人工化学物質ではないので、副作用が起こっても、すぐに対応すれば、おかしなことにはなりません。
ただし、体質と合っていない漢方薬を続けていると、やがて体質からおかしくなります。

また気をつけないといけないのは、ただ単に病名や症状だけあてはめて漢方薬を処方していたら、この調整をすることはできないと思います。
漢方では、病名や症状だけでは、体質とはよびませんので。

体質って繊細なんですね。

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