卵子のグレードって本当にわかってるの?

こんな記事がありました。
体外受精した受精卵、押した時の弾力で健康状態がわかることが判明

体外受精をする方にとっては受精卵が本当にいいものなのか、どうかって死活問題ですよね。

この記事では、受精して1時間経ったマウスの受精卵の弾力が強かったものは、奇形率が低かった。
それを人間の受精卵で実験してみたら同じような感じで健康な受精卵だったとう研究結果だったとう内容です。
今までの胚盤胞細胞の数を計るよりも正確であるということらしいです。

揚げ足をとるようで申し訳ないですが、このことが最新の記事であるということは、まだまだ旧来の「本当のところ健康な受精卵なの?」的な感じでしか健康な受精卵を判別できないというところが悲しいですね。
早く、一般的な検査になってもらいたいものです。

体外受精では採卵した卵子のグレードが良いものか悪いものかなどを選びますよね。

あれって、昔からすごく不思議でした。
卵子って、ものすごく単純な細胞なのに、病院のグレードって卵子の受胎能力と果たして関係あるのだろうか?

細胞を元気に増やしていく能力ってどんなものか具体的に分かっていないのに、この卵子は良いとか、悪いってどうやってわかるのか?

多分、何もわからないけど、せめて、傷ついていないとか形が変じゃないみたいな「えっそんなことでグレードとか言ってるの!?」ってレベルだと思っていたのですが、今回の記事で「弾力がその受精卵の健康度を表しているかも?」という新しい発見で「やっぱ、グレードとか言ってるけど、いろいろ、わかってなかったんでしょー」と思いました。

そもそも、この記事の受精卵の弾力と健康度の関連もねずみとかの実験結果からわかっただけで、医学的には「なぜ、弾力があったら健康なのか?」は全くわかってないわけですよ。

医者の好きな、ちゃんとしてエビデンスがないのです。

新しい発見!といっても、むしろ「受精ってすごく不思議なことが一杯!」ということがわかったのです。

ここからも大半の不妊症は病気じゃないし治療じゃないということも分かります。
いろいろな不思議があって、まさに「つくる」のでなく「授かる」のですね。

だから、うちでは漢方薬で身体全体を整え、授かりやすい健康な身体、健康な月経リズムになるお手伝いをしますが、漢方の治療と同じ位、運動や食事の指導も行います。
ちなみに漢方薬も直接的にホルモン作用があるわけじゃないですよー
そんな説明している人いたら、それは詐欺です!

「自然体として強くなる!」これが不妊症克服のポイントです!

「体外受精じゃないと授かれない」とか「ホルモン剤を飲まなければ妊娠できない」などを患者さんに言う医者がいますが、「何様?」と思いますね。

だって、西洋医学は治療って言ってるけど、人口偽ホルモンを物量的に足したり、実験みたいな作業的なことしかやってないじゃないですか。

手足の冷え、月経前の頭痛、月経不純、PMS。
明らかに赤ちゃんを授かることと関係してそうな症状。

それを治すすべは、不妊治療の病院にはありません。
せいぜい、できるのは、実は分かってないのにメーカーからもらったマニュアルで漢方薬処方するか、たまたま、ホルモンと症状が関連していて、たまたま、その症状が治っただけで、自分が狙って治してませんよ。
だって、ホルモンの事以外、無視ですから。

僕は漢方家なので、やっぱり不妊症克服はホルモンを人工的にあれやこれやと医者も患者さんもよく分からないままにいじくるよりも、まずは将来、母体となる自分の身体が絶好調に健康なのかどうか。
地味だけど、ここから始めないといけないと思います。