ネットにある排卵痛のデタラメ論

排卵痛はどの辺りで起きるのか?
というのがネットでいろいろと書かれているようです。

これはいつもお話していることですがネットは情報が満載ですが、現在のネットは、どうやって偽物の情報なのか?本物の情報なのか?を振り分けることが重要なキーポイントになっています。

だから、ある種の人にとっては、決して便利なものではないですね。
余計に惑わされる情報が増えるか、カエサルの「人は自分の見たい真実だけを見る」ではないですが、自分にとって都合の良い情報だけで満足して現実の事象とは、かけ離れた思い込みだけで満足するという結果になってしまったりします。
当然ですが、思い込みの情報は失敗につながります。

そんなわけで、現在のネットで正しく調べものをしようと思ったら、その情報に対する専門的な基礎知識は必須だと思う次第です。
医学なら基礎生理学とか、漢方なら漢方の体質の基礎理論とか。

さて、さて、先程の排卵痛ですが、体温が下がった時に排卵痛があるだとか、体温が上がり始めた時に排卵痛があるだとか、いろいろと書かれているようです。

理論的に書かれているものやブログ風に自分の体験として書かれているもの。
どれも正解のようで、どれも間違いのようで。

で、こういう時は、素人の誰かがその時の感覚だけで書いたものを鵜呑みにするのでなく、先程も言ったような専門的な基礎知識から考えるのがよいと思います。

まず、排卵痛は中間痛とも言います。
そしてここが重要ですが、そもそも、排卵で痛いのか、卵管や卵巣の収縮の痛みなのか、厳密にはわかっていません。
わかっているのは排卵”周辺”に中には痛みを感じる人がいるということです。

アメリカの女性34人の臨床によると77%の人が排卵のきっかけを促すLHホルモンがピークを迎えた日に感じた結果があります。
しかし一般的には4割程度の人が感じるとされているので、逆に半分以上の人は、何も感じないということですね。
何も感じてなくても排卵しているのです。

ちょっと立ち止まって考えてみたら、不妊症を気にしていない若い時なんて、ほとんど誰も排卵痛なんて感じたことがなかったのではないでしょうか?僕は男なので、なんとも言えませんが。

先程のアメリカの臨床によると排卵痛はLHホルモンがピークの時に感じるようです。
では、LHホルモンがピークだと即、排卵しているのか?
しているとは限りません。

排卵はLHホルモンの分泌がピークを迎えることによって起こります。
排卵自体は、このLHホルモンの分泌が始まってから、32時間ないし38時間後以内に起こると予想されます。
範囲がひろいですね〜
排卵がされると予想される期間は1日と1/3ですね。

LHホルモンのピークが単純な計算で考えるとLHホルモンの分泌が始まって15時間から24時間後に到達するとすれば、この後に排卵が起こるのですね。

ここで勘違いしてはいけないのは、LHホルモンの分泌も排卵も未明に起こるということです。
ここで計算した期間はあくまで単純に計算した範囲です。

LHホルモンがピークを迎えてからも15時間〜24時間と半日後か1日後以上に排卵なんですね。

そして、そもそもLHホルモンの分泌もどこから始まるのかわからないし、ピークまで向かうのも32時間の半分の16時間で到達するかどうかもわかりません。

未明、未明が重なるのですね。
そもそも、夜中にホルモンの分泌があって、排卵痛があれば、まさか排卵痛が目が覚めるような痛みではないと思うので、排卵痛があったことすらわかりません。

何が言いたいかというと、機械的に計算して出す事はできないということです。
だから、体温が上がった時に排卵痛があるから排卵しているとか、下がった時に排卵痛があるから排卵しているとか、基準を決めようとすること自体が無駄かもしれません。
とても細かなことを微に細に気にしてもしょうがないのです。

かといって、排卵のサインなんて無視して、好きなようにタイミングをとればいいということではありません。

排卵痛を気にするのであれば、アナログでつかみにくい身体の中を知るためにいろいろな情報を複合的に合わせて考えるべきです。

基礎体温の変動、排卵痛、排卵周辺の体調変化、頸管粘液、排卵検査薬など、これらを駆使して、それらのデータを全て合わせて、そこから先程の排卵の医学プロセスと融合して考えれば、ネットのデマに惑わされずに自分自身の排卵日を調べることができるのではないかと思います。

ちなみにうちの患者さんはそんなことを考えなくても、観察の結果を教えていただければ、僕がこの日ではないでしょうかとアドバイスさせてもらっています。
こういう時は症状の微妙な変化を観察する漢方は有利ですね。

この時も基礎体温はめんどくさいからとか、排卵検査薬はめんどくさいから、排卵痛だけで排卵の感覚を知るほうがいい!なんてことをやっちゃったら、さっきのネットの「人は自分の見たい真実だけを見る」になっちゃって、自己満足にはなるかもしれません。
そうなると妊娠を成功させるためのデータにはなっていないかもしれないですよ。

【病院の不妊治療のこと、漢方のこと、何か聞きたいことがあれば、infoあっとmagocoro-kanpou.com まで「ブログで質問したい」とご連絡ください。(あっとは@に変換して送ってください)】

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ヨガを実践している人ほど不妊症が多い衝撃の事実

不妊症にヨガなんてものが流行っているようですね。
昔は僕自身そんなにヨガに詳しいわけではなかったので、こんなブログを書こうと思わなかったのですが、いろいろな方の不妊治療をやっている中になぜか、ヨガの先生が何人かいて更にその先生からいろいろと裏事情を聞いたところ、ヨガの先生は不妊症が多いと聞いたので、ちょっとヨガと不妊について書いてみようと思います。

ちなみにヨガの先生がうちに相談に来られたときも西洋医学的に何かの病気があったわけではないですが、漢方体質的にみれば、全然、健康ではありませんでした。

なんだったら、何もしていない主婦の人よりもヨガの先生の方が体質的に悪かったくらいです。

僕も昔、少しヨガをやっていたことがありますので、この現場から得た事実は衝撃的でした。

そんな現場の経験から、うちではごく簡単なポーズ以外のヨガは妊娠の妨げになるので禁止するようアドバイスしています。
特に高温期の後半はやめてもらうようにお話しています。

ちょっと関係ない話しかもしれませんが、アロマも不妊症の方にはよくないと思います。
アロマの先生で4回連続で流産している人を知っています。
本人は、たまたまだと思っているようでしたが、アロマと流産の医学的根拠は考えられます。ここでは語りませんが、また機会があれば・・・

一般的に不妊症に良いと言われているヨガ。
でも、そのヨガが妊娠する邪魔になるかもしれないって、よくよく考えてみたら不思議でもなんでもないですね。
それはヨガのルーツを考えてみれば分かります。

本来は健康法ではないのです。
哲学や宗教的な背景がある瞑想法ですから。
肉体と魂を昇華するための行いなのですね。

日本はこういう、こじつけビジネスが大好きです。
確かに呼吸とポーズによって血の巡りなどがよくなるとは思いますが、本質的にヨガが不妊症を克服するために考えられたものではないです。

健康になるから妊娠につながるというのであれば、ランニング不妊治療とか、エアロビクス不妊治療とかがあってもいいと思います。
ひょっとしてあるかもしれませんが。

こういった、こじつけのノリって多分、ダイエットから来てるんじゃないかな。
りんごダイエットとか、酵素ダイエットとか、目先の真実の方法(運動と食事制限)から目をそむけるためにありとあらゆるダイエットが日夜考え出されています。

ダイエット方法というよりもダイエットをがんばっているように思える儀式ですね。
ヨガでの不妊治療もこの類いのように感じます。

健康になるから妊娠する。みたいな、めっちゃ遠い感じの治療ですね。
よくは知りませんが、子宮の血流がどうたらとか、女性ホルモンがどうたらとか、いろいろとそれっぽくこじつけているのでしょう。
こじつけようと思ったらどうとでもなりますから。

実はこの「こじつけ治療」って漢方でも堂々と行われています。
主に病院などがやっているマニュアル処方です。

西洋医学の病名を元に東洋医学の漢方薬を処方します。
なぜ、そうするかというと、東洋医学の医学理論が理解できないからです。
でも、西洋医学のことなら知っている。
だから西洋医学の考えを変えないままに漢方薬を処方するのですね。

漢方薬自体は悪いものではないので、数打ちゃ中には良くなる人も出てきます。
でもこれって大問題ですよね。

こじつけも素人の人がやれば、その人が勝手に良いものだと思っていればいいだけなので問題ないです。
でも医療の専門家がこじつけで治療するのは問題です。

当たり前の話しですが、東洋医学のお薬である漢方薬は東洋医学の方法で体質を診断し東洋医学的な治療方法に基づいて選び出します。

勝手に「西洋医学でもいける」かのような「こじつけ」を専門家はしちゃいけないのではないかと思います。

なので、病院もこれからはウソでも東洋医学的な問診をとって、じっくりと時間をかけて漢方相談をしたほうがいいんじゃないかと思います。
でも、人数さばくのに必死だから、漢方を漢方らしく行う時間なんてなさそうですね。

どんなことでも本質を見極めてすることが重要なんじゃないかと思います。

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病院の不妊治療を正しく理解しましょう!

このブログでも度々書いていますが、病院の不妊治療は治療ではありません。
一般的に【病院→治療】みたいなイメージが強いので「治してくれる!」みたいなイメージがあるようなので、ここでハッキリさせておこうと思います。
でないと病院の使い方を間違っちゃいますので。

「治療という概念をどう捉えるのか?」ということにも関わってきますが、一般の人を基準にすると、おそらく「身体の調子がよくなって健康になって妊娠する!」みたいなイメージがあるかもしれません。

「健康で元気になること」を治療と捉えたら、
残念ながら、そんなものではありません。
病院の不妊治療は簡単に言えば「ホルモンの人工的操作」です。

この「人工操作」は、あなたにとって丁度よい健康な状態になるかどうかはわかりません。それは治療している病院もわかっていないと思います。
病院で治療し初めてから基礎体温や月経リズムが悪くなったり、体調が悪くなったりってことに思い当たりませんか?

基本的にはホルモンを過剰にさせる方向性に煽るので場合によっては過剰な状態で余計にバランスが崩れて悪くなることもあります。

なぜなら、基礎体温はリズムをとっているからです。
いくらでも強くしていけば、ドンドンよくなっていくというような単純なものではないのです。

例えば、HCGで排卵を促し高温期にドンドン押し上げようとするとします。
人工的な刺激で体温は上がりますが、人間の身体って自分で調整する力を持っているのです。ロボットではないですから。
薬や注射でドンドン上げていこうとしたって38℃とかにはならないのです。

上がりすぎたものはある程度のピークまでいくと、今度はその煽りで下がるのです。
結果、上がった後に今度は下がって基礎体温はガタガタになります。

こういった治療なので、考えようによったら単発で考えれば有効かもしれないです。
3ヶ月以内に妊娠するつもりで後は基礎体温、つまりホルモンリズムがグチャグチャになってもよいという設定です。

ガンガン!煽ってクロミッドで卵胞を肥大させ、HCGで体温を無理矢理押し上げ、ルトラールで高温期を無理矢理維持するのです。

全て、自分の体調と関係のないハリボテでかりそめの状態ですが「とにかく受胎!」を目的とするのであれば、うまく乗っかるかもしれません。
ただ、その後、出産までの10ヶ月を無事に乗り切れるのかはわかりませんが。

ちなみに不妊治療は受胎するまでで、妊娠してから流産しないようにする治療は病院には一切ありません。
むしろ、薬なんか飲んじゃダメ!

うちで、いろいろな不妊治療の病院で治療を受けてきた人の意見を聞いていると、
病院の治療ってようするに「3、4ヶ月経過しちゃったら、もう負けだよね」って感じがします。

「長期間、ホルモンを人工操作する」ということ自体に無理があるのです。
やるなら単発!短期間!もちろん、治療後にバランスがグチャグチャになることを前提に。

どうせ、病院で治療が長引いたら「ステップアップ」という人工強制治療の登場ですから。

そして、もう一つの問題はこの人工的に煽るホルモン操作、どんな体質の人にどれくらい、どんな風に使えばいいのかがわかっていないのです。

クロミッドなどは本来、本当に無排卵なのかをテストして、慎重に確認しながら治療するものなのですが、実際現場では無排卵なのかどうかも確認しないで居酒屋のお通しのノリで処方してます。

だから「排卵はしてる感じなのにクロミッドを処方されたんですけど、コレっていいんですか?」って質問がめっちゃあります。

そもそも、クロミッドは「無排卵」の状態の人に処方するのですが、この「無排卵」というものがあやふやですよね。
西洋医学では、体質という概念がないから「不妊で悩んでいるから無排卵だろ」みたいになってるとこもあると思います。
だから、検査も何もせずに初回からいきなり処方したりしているのでしょう。

西洋医学は体質の概念がないから2ヶ月に1回しか月経が来ない人もクロミッド。
毎月、月経がちゃんとあって一見みたところ、問題なさそうな人でもクロミッド。

みんな治療が一緒なんですよ。
だから、ホルモン剤の副作用もどんな人だったら、副作用になるか、全く把握できてません。
病院からみたら副作用は運です。クジですよ。
副作用が存在する薬なのに、どんな体質だったら副作用になるかわかっていない薬って怖くないですか?
(極端な病気の人は副作用が出るってわかっていますが。そんなの一般の人でもなんとなくわかるよ)

「赤ちゃん授かりにくい人は、みーーーんな身体の状態が一緒?」
んな訳ないですよね。もし一緒だと思ってるなら逆に人間の身体の働きをナメすぎ。

とうことで病院の不妊治療は体調は一切整いません。
むしろ、精神的なことも含めて悪くなる人が多いです。
病院の治療が別に悪いことではないですが治療ではなく「ホルモン操作」であることは理解しておいたほうがいいかもしれません。

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妊娠を成功させるのは不妊治療ではない!

不妊治療とは不妊症と治療の言葉が合わさったものですが、赤ちゃんを授かるというのは治療でなんとかなるものではありません。

というか、そもそも不妊症は病気じゃないので、治すものじゃないのですね。

卵管が詰まっているとか、子宮筋腫や内膜症がとんでもない大きさでもっている。
これらは、治療でなんとかしないといけません。
これはれっきとした治療ですね。

でも、ここで勘違いしちゃいけないのは、これらの治療をしたから、次の月には妊娠しますよ。ってわけじゃないです。

ここが不妊症は治療したらなんとかなるというものではないところですね。
卵管閉塞や子宮筋腫は不妊症の原因の1つになりますが、全てではありません。

治療によって卵管が通るようになったり、子宮筋腫を取り除けても、もしかしたら、それでやっと、みんなと同じような特に原因の見当たらない原因不明の不妊症になれただけで、そこから何年も特に原因のない不妊症が続くのかもしれません。

だから不妊症は治療するというよりも授かるように身体を調整すると考えたほうがいいです。

簡単に言えば、健康で元気に溢れていれば、赤ちゃんを授かる確率は上がるわけです。
ここでも慎重に考えないといけないのは、あくまで確率が上がるというだけで、何かをすれば、どこかでゴールするというわけではないです。

なぜ、こんな厳しい現実のことをお話するかというと「治療」→「病院などに任せればいい」という考えができちゃって自分自身での努力が少なくなってしまうからです。
自分自身の努力が少なくなれば、その分、妊娠する確率も減っちゃいます。

病院のホルモン剤は赤ちゃんをつくる薬ではありません。
ホルモンを強制的に操作しているだけです。
ホルモンを活発になるように操作すれば、妊娠するだろう・・・という考えで。
だから治療って呼ばれていますが、あんなに妊娠する確率が低いのですね。

漢方薬も赤ちゃんをつくる薬ではありません。
身体全体を整えて根源的な赤ちゃんを授かるエネルギーを引き出すのです。

漢方もただ薬を飲んでたら、勝手に良いように変えていってくれるというものではありません。
身体を整えるというのは、生活そのものを健康な方向に向かわせなければいけないのです。

だから、日々の食事や運動も関わっています。
さっき「治療を受ける」という受け身の体制になると自分自身の努力が少なくなるというお話をしました。

妊娠というのは多分に2人の運も深く関わっていますが、努力が実るものでもあるのです。

それは僕が今までの治療経験を通じて実感しています。
漢方薬を飲む事だけでなく、日々の食事を整え、運動も積極的に行う。

これらをドンドン実行した人ほど妊娠に成功しています。
そこにはコツがあり、そのコツはとにかく地道に続けることです。

生活を整えて身体を変えていこうと思ったら、すぐには変わらないのです。
自分がこれくらいで変わるんじゃないかと思っている5倍位にしてみてください。
それが現実的な自分が妊娠できる身体に変われる期間です。
自然の流れを早くすることはできないのです。

積極的に生活を整えていくことも重要ですが、それを続けるというもの重要なのですね。
やったり、やらなかったり。
これも効果はあまりありません。

うちでは、食事を整えることと、運動を積極的にすることは、漢方薬で体質と変えていくことと同じ確率だとお話しています。

耳に心地よさそうな「漢方薬に任せとけば妊娠するよ」と言いたいところですが、今まで自然妊娠を成功させている方々をみていると2つのことを粘り強く行った結果です。

・自然妊娠するように生活を変えたこと。
・それを粘り強く続けたこと。

これが最も自然妊娠するための近道ですね。
うちの数々の結果がそれを示してます。
もちろん、うちでは、生活はどんな風に整えていけばいいのか、その方の生活様式や体質に合わせてアドバイスさせてもらっています。

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