不妊症専門クリニックの治療はどこに行っても同じようなもの!?

僕は大阪の不妊症治療のいろいろな病院の内情を聞く事ができる立場にあります。

なぜなら、大阪府下のいろいろな不妊治療の病院でうまくいかなかった人が漢方相談に来られることが多いからです。

近畿の有名どころなら、なんばIVF、英クリニック、加藤レディースクリニック、オークレディースクリニック、その他諸々や堺の不妊治療の病院は、ネットに載っているところならほぼ、全院と言っても過言ではないくらい、その内情を聞いています。

その内情とは・・・

・どんな検査をするのか?

・どの製薬会社のホルモン剤を使っているのか?

・どんな説明をしているのか?

・先生はどんな態度や言葉使い?

・スタッフはどんな対応?

不妊治療を受けている人は2カ所位なら治療経験があるかもしれませんが、もしかしたら、これだけいろいろな不妊症クリニックの生の声を聞かせてもらっているのは、僕ぐらいかもしれません。

おまけにうちの嫁さんは堺の某不妊症クリニックで働いていたので、患者さんには言えないような裏話まで知ってます。

今度、お金の絡んでいない生の声の真の不妊症クリニック評価サイトでもつくろかな。

「お前、どんだけエラそうなんだよ」って言われそうなので一応、言い訳しておくと「なんばIVF」「英クリニック」「加藤レディースクリニック(永遠幸グループ)」などの有名どころで「無理!」って言われた方を漢方薬のみで自然妊娠されていっています。

(これ、うちの宣伝じゃないです。妊娠結果には個人差があります)

漢方の相談に来るということは、不妊治療の病院でうまくいかなかったということなので、どちらかというと批判よりな評価をお聞きすることが多いです。

しかし、見方を変えれば長期間、通ってダメだった人が多いので、長期間、不妊治療の病院に通っていたら「どんな感じになるのか?」の評価がわかるわけです。

各不妊治療の病院の評価を書くのは、またの機会にします。

今日は一般の方はあまり知らないかもしれませんが、病院の治療って実はどこにいっても対して変わらない(高度治療除く)ということを書きます。

不妊専門の病院の治療は大きく分けて下の2つ。

①タイミング療法?(ただのアドバイス?)

②ホルモン治療

後は高度治療です。

で、治療のほとんどは②のホルモン療法に集約されます。

だって、①のタイミング療法って検査して「それっ今だっ!」って言ってるだけで、治療とは呼べないような気がしますから。

②のホルモン治療は、排卵誘発剤、HCG、HMGの注射、黄体系のホルモン剤と混合ピル剤になります。

それぞれのホルモン剤に薬の強弱的な違いがあり、それで名前が変わったりします。

効果は大体、一緒です。

同じ効果でも種類によって名前が変わるので一般の人からすると、いろいろな治療をやっているように感じますが、上記の治療方法は全国どこにいっても大体、変わりません。

また人によって治療が変わることもありません。

患者さんからお話を聞いていると、大体どこの病院もがっちりと治療コースを決めている感じです。

排卵誘発剤(クロミッド・セキソビット・セロフェンなど)からはいって、HCGバカバカ打ったり、打たなかったり、高温期が短かったら黄体系の薬(ルトラール・プラノバールなど)使ったり。

でも全体ではやることは決まっていて、どこもこういった治療です。

不妊症の人、みーーーんなに同じ治療して、ひっかかる人はひっかかるって感じですね。

うまくひっかかれば「妊娠!」みたいな。

それを何ヶ月か続けて、ダメだったら、人工授精(AIH)体外受精(IVF)ステップアップですね。

ステップアップとか言ってるけど、要は「手術みたいな治療までやってみないと薬だけでは僕には治療は無理ッ!」って言ってるのと同じですね。

医者が高度治療やったほうが妊娠すると思ってるという意味じゃないんですよ。

「確率」はもちろん上がりますが。

あなたに限らず誰でも。

そのステージにチャレンジするしか現状では僕(医師)には無理!ってことです。

ステップアップ・・・便利な言葉です。

結局、「その人の本質的な健康なんて知ったこっちゃない」というのが病院の治療なので、病院に行ったら、なんとかなるとか、漢方とか何か自然でできることよりも遥かに確率が高いとは思わないほうがいいです。

皆と同じ治療をして、自分が「当たり!」をひくかどうかだけ。

治療がダメというわけではないですよ。

「当たり!」をひけばいいのだから。

ちなみにホルモン剤にはリスクもあるので「失敗!」というクジの中には、まれに月経早期終了とかもありますよ。

実際に何人か知っています。

また、ある不妊症の病院で妊娠しなかったら、違う病院に「転院を考えています」なんて人がいますが、基本、高度治療以外は、治療方法も使うホルモン剤もどこも同じなので、「こっちのマクドナルドよりあっちのマクドナルドの方がうまい!」なんてことはありません。

どこにいっても似たり寄ったりなので転院もあまり意味がないですね。

あるとしたら、せいぜい物凄い性格の悪い医者から、ちょっと性格が悪い医者に変わるくらいです。

(患者さんの話を聞いていると、「なんでそんなデリカシーなく無神経なんだ」という医者ばっかりでした。しかも本人は自覚がない安定の医者クオリティー)

すみません。キツイこと言ってますが、冒頭の文を思い出していただきたいのですが、この話は僕の自論ではなく実際に不妊症クリニックを経験し、失敗してきた人の言わば外部に漏れない不妊症クリニックの裏のお話です。

高度治療を含めて3割の人が妊娠に成功するのであれば現実は「7割」の人が失敗している治療である。ということです。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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