薬を使わない不妊治療の方法

ある記事が紹介されていました。

アメリカのハーバード大学の研究チームが行ったものですが「加工肉を食べ過ぎると精子のクオリティが落ちる」というもの。

ベーコンなどの加工肉を毎日、半人前以上食べている人は、そうでない人と比べて驚くほど正常な精子の量が少ないとのこと。

2012年のデンマークの研究でもラードやバター、肉などに含まれる不飽和脂肪酸の摂取量と精子の数の減少との関連が指摘されていました。

不妊症は不妊治療と呼んでいますが、不妊症はそもそも病気ではないので、治療はできません。

もちろん、両方の卵管が閉塞しているとか、子宮がんなどの治療しないと妊娠が望めないという治療が必須のケースもありますが、不妊治療をしている大半の人は治療が必要ではないというか、治療は意味がありません。

「治療とか治療でないとか、そんなのどっちでもいいじゃない」
って思われるかもしれませんが、この治療というイメージが実は重要。

「不妊症は病院での治療」となると受け身になってしまいます。

病院にかかる。つまり、病院に治療をまかせるというスタンスになります。

不妊症は治療でなんとかなるものではありません。

病院で行っているのも子宮筋腫や卵巣嚢腫の手術を除けば、単なるホルモン操作であって治療ではありません。

そもそも、不妊治療で使用しているホルモン剤は、無月経の方などの月経を強制的に起こしたりすることに「治療」として使っています。

無月経の状態から不妊治療を初めている人であれば、治療になるでしょうが、それなりに月経がある人にとって、化学合成のホルモン剤で治療になるわけがありません。

つまり、ホルモン剤によって、ただ単に強制的にあなたのホルモンを操作しているだけです。

では何が不妊症を克服していくことになるかというと、男女ともに赤ちゃんを授かるくらい健康な状態にならないといけないのです。

年齢とともに赤ちゃんを授かる確率は落ちていきます。

ちなみに人間は動物の中でもとびきり生殖の成功率が低く、若い健康な男女でも受胎率がたったの25%しかありません。

中には「タイミングを合わせれば妊娠するんじゃないの?」とお考えの方もいらっしゃいますが、若い健康な男女でタイミングをちゃんと合わせても2割ちょっとしか成功率がないのです。

きびしい現実的な話になりますが、若くてもこんな確率です。

なんだったら、妊娠しなくて当たり前が人間なのです。

ここから更に年々、成功率は落ちていきます。

ホルモン操作などの治療をただ受けていれば妊娠できるわけではないことはこの状況をみれば明確です。

不妊症の克服の成功の鍵は自分たちが、より積極的に、より健康に、より若々しくなることが重要です。

だから漢方治療であっても、重要なのは漢方薬を飲む事だけでなく、日々の生活をどうすごしていくか。

そして、日々の生活のなかで特に影響するのが、食べ物ですね。

初めに紹介した研究のように医学的にも食事の影響で精子が減少していることが証明されています。

この結果からいけば、正常な精子を減少させないようにするには食事などを整えることが治療になるということですね。

不妊治療において特に男性は病院の検査でひっかからなければ、病気じゃないから問題ないと考える人が多いですが、生活全般を見直して今一度、なぜ、なかなか授からないのかを考えてみてもいいかもしれません。

スナック菓子やアルコール、マクドナルドなどのファーストフード。

検査でひっかかってないから病的な問題はないかもしれませんが、ただでさえ低い人間の受胎率を確実に下げていると思います。

妊娠しやすい食生活を心がけ、いち早く、元気な赤ちゃんを授かることを目指しましょう。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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