漢方ですぐに妊娠する人、しない人に共通する○○なこと

今回の話は、医学的根拠や漢方の理論的根拠など全然、関係のない経験上の話なので、そのつもりでお読みください。

漢方の修業時代の頃から不妊症の相談をしてきたので、現在はかなりの数の不妊症の方をみてきたことになります。

漢方は体質別に治療するので、全員に共通する不妊症によい漢方薬や不妊症克服によいことといったものはないのですが、妊娠しやすい人となかなか妊娠しにくい人のなんとなくの共通点があることに気づきました。

40代の人であっても、うちで1ヶ月で自然妊娠する人もいるので、それで共通点が見えてきたのかもしれません。

不妊症は病気ではないので、薬を飲んだから妊娠するわけじゃありません。これは病院のホルモン剤だろうと漢方薬だろうと一緒です。
妊娠しやすい人は、この説明でホルモン剤や漢方薬の位置づけなどを理解してくれます。
妊娠しづらい人に共通するのは、あくまで予想ですが、どこかで薬というか、「最後は病院でなんとかなるんじゃないか」と思っているような感じがあります。

残念ながら、不妊治療の病院は全国平均の妊娠確率はたったの30%なので、最後になんとかなるようなところではありませんね。

一方、漢方薬も妊娠させるわけではなく、漢方薬は健康な体質に調整し自然妊娠しやすいように調節してくれるものなのです。

「健康になれば誰でも妊娠する」
この状態をつくりだすわけですね。

ですが、当然、これも漢方薬さえ飲んでたら、自動で健康になるわけではないですね。

肝臓機能の悪い方が毎日、漢方薬を飲んで、毎日、ガンガンお酒を飲んでたら、よくて現状維持、普通はアルコールの悪影響の方が勝って、じょじょに悪くなっていきます。

物でも身体でも壊すことは簡単ですが、作り治すことは難しいのですね。
ということで、当店では、より健康になるように体質にあわせた食事や運動、精神的在り方など総合的にアドバイスしています。

妊娠するための食事、妊娠するための運動。

妊娠しやすい人は、その日から取り組まれている方が多いです。
なんで熱心に取り組まれているのかがわかるかというと、「先生に言われてやってみたけど、運動や食事改善をしてみると、こんな問題があった」など、次の時にいろいろ、僕に質問されるからです。

妊娠しにくい人は、アドバイスしても、いろいろとできなかった訳を話してくれます。「今は忙しくて・・・」
でも、そんな人も妊娠しそうなサプリなどのガセ情報は気になる方が多いようです。

後、これは日本では未だに不妊症は女性に問題があると思っていて、男性自身が治療に興味のない方が多いです。(最近、変わってきましたが)

妊娠しやすい人は、ご主人も不妊治療に積極的です。
「漢方薬を飲んだほうがいいのか?」
「自分は何をすればいいのか?」グイグイ質問があります。

妊娠しずらいご夫婦のご主人は、当店には来ません。
不妊治療が長引いてくると、奥さんは、体調も基礎体温もよくなってくるので、さすがにこれは自分か?と感じて来られますが。

なぜか、はじめから不妊治療に積極的な男性の方が、体質をみてみるとそれほど悪くなく、自分自身が不妊治療に興味を持っていない男性の方が体質をみたとき、体質が結構、悪いことが多いです。

まとめると
不妊症は、より健康で元気な身体をつくれば、自然に妊娠します。
人間も自然界に生きる動物の一員ですから。

妊娠しやすい人は、ご夫婦で漢方薬だけでなく、ありとあらゆる生活自体を妊娠しやすい環境に変えて治療に取り組まれます。
なんだったら、うちから帰った、その日からといったいきおいです。

妊娠しにくい人は、漢方薬を飲む、病院の治療を受けるといった事以外は、生活がいままでと対して変えようとしません。
薬まかせな感じです。また、ご主人は非協力的です。

以上、医学的根拠のない、僕の思い込みでもない。
あくまでたくさんの不妊症の方々から見える客観的な共通項でした。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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